レシピ

ヴィーガンでも楽しめる頭皮を元気にする『髪育カラフル串焼き』

頭皮の血行不良を促す「ネギ」、気の巡りを良くする「ピーマン」「パプリカ」「陳皮」、体を潤したんぱく質が補給ができる「高野豆腐」を使った、ヴィーガンでも楽しめる簡単髪育ごはんです。

ネギが髪におすすめの理由

ネギの白い部分は、「葱白(そうはく)」と呼ばれ漢方でも使われる生薬のひとつ。昔から、体を温めて血行を良くしたい時に使われてきました。

ネギをそのまま食べると辛みを感じますよね。この辛みのもとは「アリシン」という成分で、玉ネギなどネギ類には多く含まれています。この成分が血行をよくして体を温め、疲れのもとになる乳酸を分解してくれるんです。

でも、どうして髪と血行が大切かって?

それは、血の巡りと頭皮や髪の状態は切っても切れない関係だから。どんなに栄養のあるものを取り入れても、頭の先の頭皮にまで届かないと健康な髪は生えてきてくれません。

また、血の巡りを良くすることは、肩こりや血栓予防にも効果的です。ドロドロ血の解消のためにも、巡りを良くするネギは積極的に取り入れたい食材です。

ネギの特徴

【性味】温性、辛味 【帰経】肺・胃
【特徴】体を温める、風邪予防、冷え改善、発散させる、胃腸を整える

身体を温め発散させるパワーの強いネギは、体にこもった熱を外に出して放出させたいときにおすすめの食材。とくに、ゾクゾクとする寒気からくる風邪には大活躍!

からだの中に熱がこもったままだと、なかなか回復できませんよね。発散させて、汗をかいたらすっきりするのもこのせい。

また、「冷え症」は体を温める「血」が毛細血管まで十分に行き届かず、手足などが冷えてしまう症状。心臓から遠い手足が冷える末端冷え性の人は、頭皮も冷えている可能性大!

冷えは、冬の寒さはもちろん、夏のエアコンで冷えなど夏も注意が必要。頭のてっぺんの頭皮にまで栄養を届けるためには、体を温めることも大切ですよ。

てまり
てまり
冷えを放っておくと、不眠や肩こり、関節痛、便秘などさまざまな不調が起こりやすくなるんです。冷えは万病の元と言われる理由ですよ。

薬膳としての組み合わせ

今回、「ネギ」に合わせた「ピーマン」「パプリカ」には、補った血を全身に送り届けてくれる働きがあります。薬膳では、理気と言います。

体を温めて血を巡らせる「ネギ」の背中を後押ししてくれる食材です。まさにサポート役です。また、高野豆腐は低カロリーなのにたんぱく質もたっぷり。

髪育のためには高たんぱくの鶏肉を使った串焼きもおすすめですが、ヴィーガンや鶏肉が苦手な方だと、高野豆腐を代用するのがおすすめ。

薬味に使った「七味唐辛子」、「陳皮」もからだの中を巡らせるのにとっておきの食材。塩分も抑えられ味のアクセントにも。

頭皮の血行不良を促す「ネギ」、気の巡りを良くする「ピーマン」「パプリカ」「陳皮」、体を潤したんぱく質が補給ができる「高野豆腐」、血を補う「トマト」を使った

ヴィーガンでも楽しめる簡単髪育ごはんです。

『髪育カラフル串焼き』のレシピ

調理時間20分【難易度★☆☆】

食材

【2人分】

・高野豆腐:2枚

・ネギ:1 本

・エリンギ:2本

・ピーマン:半個

・パプリカ:半個

・プチトマト:2個

・塩、胡椒:少々

・七味唐辛子

・陳皮

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・酒:大さじ1

・醤油:大さじ1.5

・みりん:大さじ1.5

・おろし生姜:大さじ1

作り方

①高野豆腐はお湯で戻し、かために水を切り、6等分にして小麦粉をまぶしておく。

②ネギの白い部分を3㎝にカット、エリンギとピーマン、パプリカは食べやすい大きさにカットしておく。

③まずは野菜の串から始める。フライパンに油をなじませ、中火(弱火より)でネギ、ピーマン、パプリカ、トマトを炒める。火が通ったら塩胡椒で味を整える。

④同じフライパンを使い、今度は高野豆腐の串焼きを作る。フライパンに油をなじませたら、中火で高野豆腐焼き始める。ネギ、エリンギは高野豆腐が崩れないよう、隙間で転がしながら焼いていく。

⑤高野豆腐の両面がこんがり焼けたら、Aを回し入れ、蓋押して30秒ほど蒸し焼きにしたら完成。最後に串にさして、七味唐辛子と陳皮を付けて召し上がれ。

ポイント

❶高野豆腐の水分をしっかり切っていないと水っぽい仕上がりに。あまり強く絞り過ぎると崩れてしまうので、キッチンペーパーを使うのがおすすめ。

❷トマトは崩れやすいので、数回転がす程度で大丈夫です。

 

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