抜け毛や脱毛が気になったら育毛剤やサプリ、髪に良い食材やレシピなどを積極的に取り入れることは大切です。しかし、意外と抜けているのがマイナス面の改善です。
当たり前のようにしている日々の行動や食生活が髪にとって残念な行為だったり。髪の変化に気づいたら今すぐやめたい習慣をお届けします。
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頭皮と髪、生活習慣でわかる【抜け毛度チェック】
髪が長くなると抜ける量が増えて見え、お風呂上がりにギョッとすることがあります。それは髪の長さが違うので当たり前です。
10㎝の短髪の人と、50㎝のロングヘアーの人の抜け毛は5倍以上に見えます。だからこそ、髪を伸ばしていると抜け毛がより気になってしまう要因でもあります。
平均的して1日に70〜80本ほど髪が抜けるため、個人差はありますが、1日100本程度の抜け毛であれば正常範囲です。
ただし、気づかないうちに抜け毛が増えている人もいるんです。気づくのは髪の量ですが、頭皮が影響していることも多々あります。
以下の条件に当てはまっていると感じたら、注意報が発令中かもしれません。
数に関係なく、1つでも自分にとって悩みが強ければ改善の余地あり。3つ以上ある人は、要チェックです。
今すぐやめたい5つの習慣
1、洗浄力の強すぎるシャンプーを使わない
頭皮のニオイやベタつきが気になる場合、洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシと洗う人もいますが逆効果です。とくに1日になんどもシャンプーをする人は注意が必要かも。
頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ洗い流すことは、ヘアサイクルが乱れる原因にもなります。頭皮に必要な皮脂がなくなると、返って皮脂が過剰に分泌し、皮脂が毛穴につまり頭皮環境の乱れにつながります。
ニオイやベタつきの原因をシャンプーだけに頼らず、体質改善やアミノ酸系・肌に優しい成分のシャンプーなどでケアしながら、ヘアサイクルを整えましょう。
2、紫外線に無防備にならない
よく知られていることですが、紫外線は顔や手足の皮膚と同じく、頭皮にとってもダメージを与えます。つまり、直射日光の激しい場所で無防備にさらしていると、髪や頭皮に負担が大きくかかります。
とくに春以降、夏にかけては紫外線が増える時期。日傘、帽子などできる限り直接当たらないようにしましょう。
3、目を使いすぎない
中医学では『肝は目につながり、腎は瞳をつかさどる』という言葉があり、目と関係の強い「肝」を消耗すると、知らず知らずのうちに「血」も消耗してしまっているんです。
血不足だとしっかりと毛根まで栄養が届かず、白髪や抜け毛の要因に繋がります。PCやスマホを使う時間を少なくする、寝る前の30分前には電源をオフするなど、目のケアを取り入れて見ましょう。
『血を補う、目の疲れを癒す、潤す』
にんじんを使ったレシピ
4、深夜に食事をしない
『規則正しく3食食べる、バランスよく食事をする』
これが昔から言われる、健康的な食の基本です。しかし、今のライフスタイルではなかなか難しいですよね。
そんな人にまずやって欲しいのが、とにかく深夜に食事をしないこと。とくに10時以降は胃腸のおやすみタイムです。夕飯はできれば21時までに済ませる。
深夜ラーメンをしている男性に多いのが、頭皮のベタつきやニオイ。飲みのあとのラーメンは髪にも胃腸にもダメージですよ。
5、運動不足にならない
手足の先の毛細血管の流れが悪くなり、冷えを感じる末端冷え性。それと同じ原理が頭皮にも起こります。頭皮に栄養を届ける毛細血管の流れが悪くなると、しっかりとした髪が生えてきににくなります。
そのためには、血流をよくすることが大切です。基礎代謝をあげるためには、スクワット、フォーキングなど筋肉をつける運動も効果的です。ヘッドマッサージやストレッチなど、ちょっとした時間にできるケアもおすすめですよ。
番外編【女性限定】生理中は「血(けつ)」を補う食事を
生理中は、どうしても血が消耗しがち。毎月のことだからこそ、しっかりと取り入れたいのが「血」を補う食事です。
それに合わせ、生理中は「血」の巡りを促すことを心がけましょう。
血を増やす食材…レバー、ほうれん草、小松菜、棗、にんじん など
血の巡りを促す食材…さば、いわし、黒きくらげ、玉ねぎ、にら など
<おすすめのレシピ>
頭皮の血行を促し薄毛を改善『鰯(いわし)と梅のカラフル煮付け』
まとめ
できることから少しづつ継続していくと、自然と習慣として身につくようになります。気負いせず、まずは自分にとって簡単な1つだけやってみることからです。ぜひトライしてみてくださいね。