ヘアケア

頭皮は大地、髪は花?元気な髪は土台が大切な理由をわかりやすく解説

スカルプケア、ヘアオイル、ヘアトニック、育毛剤、ヘッドスパなど、頭皮や髪に関わるヘアケア製品は星の数ほど出回っているけれど、実際のところ頭皮と髪のことをどのくらい知っていますか?

ヘアケアをする前に、まずは頭皮や髪の基本を知ることも大切。人間の頭を大きな農園に例えながら、わかりやすく解説します。

1、頭皮(とうひ):大地

頭皮は、農園のなかでは「土」。そう、母なる大地です。

土がなければ、草も生えない。良い作物を育てるためには畑を耕し、整えることが大切ですよね。大地である頭皮が健康でないと、どんなに良い育毛剤やシャンプーを使っても無駄になってしまうことも。

そういった意味でもスカルプ製品が、いま注目されている理由なんです。

てまり
てまり
カチカチで栄養のない大地では、作物は育ちませんよね?頭皮も同じ!みずみずしくて、ふわふわの頭皮が健康の証。

頭皮の構造

ちょっと専門的な話。頭皮は、顔と繋がっている皮膚の一部です。当たり前ですが、汗もかくし、皮脂(アブラ)だって出ます。

 

 

あまり知られていませんが、頭皮は皮脂腺が全身で最も多く、顔のTゾーンの2倍以上!汗腺は、手のひらや足の裏に次いで多くあり、分泌量が多いのです。

 

てまり
てまり
これはスキンヘッドになると分かりやすいです。治療で脱毛して髪がないとき、『頭皮ってこんなに汗かいてるんだ!』っと、自分の頭皮を見て驚きました。 ホクロやシミがあることにも気づきます…

 

そして、頭皮自体は他の部位に比べて乾燥しやすい性質でもあります。ただし、毛髪や皮脂が寒さや暑さなど、外気や紫外線から保護してくれるので、水分量や潤いがある程度は保つことができています。

頭皮の生まれ変わる仕組み

 

頭皮も、他の部位の皮膚と生まれ変わる仕組みは同じ。

 

表皮の一番下の「基底層」という部分でたえず新しい細胞がつくられ、この細胞が形を変えながら徐々に表面に押し上げられ、約2~4週間で「角層細胞」になります。

 

さらに約2週間で角片(目に見えないアカ)となって自然にはがれます。そして、約4~6週間で新しく生まれ変わっています。

 

てまり
てまり
肌の生まれかわる周期のことをターンオーバー』と表現することもありますね。

 

この角層からはがれ落ちた、角片が目に見える大きさになったのがフケです。

2、毛根(もうこん):根

毛根は、農園のなかでは「根」。毛根は、大地である頭皮の中に埋まっている部分。ただし、一般的な根と違い、根の部分がぐいぐいと上下に伸びる訳ではありません。(詳しくは構造の部分でご説明します)

 

毛根の中に「毛乳頭」と「毛母細胞」という、成長にとっても大切な部分が含まれてています。それが大地から栄養をぐぐっと汲み取り、メキメキと成長します。

 

この部分の元気がなくなると作物(毛)が育たなくなったり、途中で成長が止まってしまいます。農園にとって、とてもとても大切な存在です

 

毛根の構造

ちょっと専門的な話へ。

 

『毛根』とは、毛のうち皮膚の中に存在する部分のこと。その逆、皮膚の外に伸びる部分は、『毛幹』と呼ばれます。

 

毛が抜けたときに根元部分に見られる白く丸いもの、それが毛根です。毛穴に皮脂が溜まっていると、皮脂がべっとりまとわり付いていたり、抜けた毛根の状態で髪の健康具合をチェックすることもできます。

 

「どうして毛根が大切なのか?」というと、農園の話にもでてきましたが、毛根には「毛乳頭」と「毛母細胞」がいて、それが髪を成長させているからです。

 

毛乳頭が頭皮にある毛細血管から栄養や酸素を吸収し、毛母細胞が細胞分裂を繰り返することで、髪が成長します。

 

てまり
てまり
毛根にいる「毛乳頭」と「毛母細胞」が活動してくれないと、髪が育たないといっても過言ではないのです。

 

つまり、毛根は髪を育てる中心的な役割を果たしている凄い存在なのです。

 

3、毛髪(もうはつ):花(茎・果実)

 

毛髪は、農園のなかでは花(茎や果実)。つまり、外部に見える部分。

 

お米だと稲穂の部分です。

 

 

てまり
てまり
一番目に触れる部分でもあるので、いちばん時間とお金をかけたくなる部分ですよね。

 

外に出ている部分なので、外気や湿度などいろんな外的も現れます。育ってきた新芽を枯らさないよう、長く元気に育て上げるためには、いくつもの苦難も…

 

農園にとっての最終形態を維持し、見た目にも美しく育て上げるためには、外側からのヘアケアは欠かせません。

毛髪の構造

ちょっと専門的な話。

 

髪は、

✔︎ひとつの毛穴から2~3本

✔︎1cm四方の広さに約150本

 

 

約10万本も生えています。

 

 

髪はずっと永遠に伸び続けるものでなく、1日に50~150本が抜け、その分だけ新しい髪も生えてきています。大きく分けて3つの層に分かれていて、それぞれが違った構造をしています。

 

内側から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」の円球状、海苔巻きのような構造。

 

 

メデュラ(髄質)

 

髪の中心にある組織。太毛にはあって、細毛にはないことが多いです。

海苔巻きでいうところの、具の部分。

 

コステックス(皮質)

髪の内部を形作る組織で髪の90%を占めています。

海苔巻きでいうところの、ごはんの部分。

 

キューティクル(毛小皮)

髪の表面にある保護膜のような部位。髪の内部を保護する役目があり、はがれることで髪のダメージは進行します。

海苔巻きでいうところの、海苔の部分。

 

てまり
てまり
こんな構造のものが、約10万本も自分の頭皮に生えてるんです。

 

髪はたんぱく質(ケラチンタンパク)からできているので、健やかな髪を育てるためには良質なたんぱく質を取ることが大切になってきます。

 

頭皮は大地、髪は花!

 

農園を例にご説明してみましたが、いかがでしたか?外側に見える毛髪だけでなく、それを育てる「頭皮」「毛根」の大切さがわかって頂けたのではないでしょうか。農業は、土作りからですよね?まさに、髪もそうです。

 

大地となる頭皮を整え、成長因子である毛根を活性化させ、髪にとって良い食材を取り入れ、元気できれいな花を咲かせることができます。そして、育ってくれた作物である花(髪)を大切にいたわってあげること。

 

ただし、全てを完璧にする必要はありません。大地、根、花の「何か一つだけが大きく欠けないこと」が大切です。ヘアケアするときは、髪だけでなく頭皮。その先の食べるものもケアして考えてみましょうね。

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