ヘアケア

間違った洗髪は逆効果!?頭皮トラブルを引き起こすNG行動をチェック

毛髪診断士として、頭皮をみせて貰うなかで気づいたのが間違ったシャンプー方法が原因で『頭皮トラブル』と起こしてる方。

学校の授業で教えてもらう機会はないし、おうちで親に教えて貰ったり、兄弟のやり方をみて自己流で洗っているケースがほとんど。

それが原因でフケやかゆみ、ニオイやベタつきの原因になっている可能性も…放っておくと、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルにも影響を与えかねないんです。当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてくださいね。

間違った洗髪が原因で起こる頭皮トラブルは?

1、頭皮のベタつき、ニオイ

間違ったシャンプー方法を行なっていると、自分ではきれいに洗っているつもりでも洗い残しがでてきます。その洗い残しの皮脂や角質が『頭皮のベタつき』『ニオイ』の原因にも。

頭皮は、皮脂腺が全身で最も多く、なんと顔のTゾーンの2倍以上。普段は髪で覆われて気づきにくいですが、汗腺は手のひらや足の裏に次いで多く、分泌量が多いんです。

 

てまり
てまり
頭皮は、皮脂分泌が多いので細菌による分解でニオイが発生しやすくなります。頭皮の一部だけが、菌の繁殖地帯なんてことも。

だからこそ、頭皮の皮脂や角質をしっかり洗い流し、ニオイのもとを残さないことが重要なんです。

2、フケ・かゆみ

フケやかゆみなどの頭皮トラブルで一番多いのが、シャンプーのし過ぎによる皮膚の乾燥です。

それ以外にも季節の変わり目、睡眠不足や日々のストレスによる体調の変化で皮膚のバリア機能が低下してしまうと、頭皮の乾燥を招きます。

乾燥が続くと角質層が剥がれやすくなり、白くて細かい「乾性のフケ」が目立ちます。黒い服など着ていると、さらに目立ちますよね…

てまり
てまり
これまで角質層で守られていた『かゆみを感じる神経部分』がむき出しになり、かゆみを感じやすくなります。 

ふけ・かゆみなどの頭皮トラブルが悪化しやすい、湿度の低くなる秋や冬は、とくに注意が必要です。

3、抜け毛、薄毛の進行

抜け毛や薄毛といった髪のトラブルも、間違ったシャンプー方法が原因のことも多くあります。

遺伝的要因が強い薄毛(AGA)などは、シャンプーとは関係ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことがありません。

間違ったシャンプーで頭皮環境が悪化しヘアサイクルが乱れると、当たり前ですが抜け毛などのトラブルがでやすくなります。

4、炎症

間違ったシャンプー方法で頭皮の余分な皮脂を落としきれてないと、頭皮の皮脂を餌にしている菌(常在菌など)が増殖し、新陳代謝のサイクルが崩れます。

はじめは大きくて黄色の湿った「脂性のふけ」が出てきますが、これを放って置くと頭皮が炎症を起こし、かゆみを引き起こします。

意外と知られていない洗い残しの多い場所は?

意外と洗い残しが多い部分が頭頂部と後頭部。

後頭部は、後ろ側なので目に見えないし、洗えていないのが何とな〜く想像できるかもしれませんが、なぜに頭頂部が!?

洗う順番にもよりますが、前→横→後ろと洗っていって、つい忘れてしまうのが頭頂部なんです。まさかの洗い残しが頭の上に潜んでいるんです…

シャンプーするときにやってはいけないこと

1、ゴシゴシ洗う

ベタつきやニオイが気になるからといって、ゴシゴシ強く洗ってしまうとかえって頭皮が乾燥していまいます。すると、皮脂分泌を促し、乾燥が強くでて、フケ・かゆみが増えてしまうのです。

そう、意外と知られていないのがシャンプーのし過ぎによる、逆乾燥タイプ!

ニオイが気になる場合でも、強く洗い過ぎないのが大切。耳の後ろやうなじといったアポクリン腺が発達していて、ニオイが出やすい部分をしっかり洗いましょう。

2、洗浄力の強い成分で洗いすぎる

男性に多いのが、ベタつきやニオイが気になると、洗浄力の強いシャンプーで1日に何度もシャンプーをすること

ニオイが気になるのは仕方ないし、スッキリするのは良いのですが、洗いすぎは頭皮に必要な皮脂まで洗い流し、頭の状態が悪化することもあるので注意が必要です。

3、予洗いしない

予洗いとは、シャンプーを使わずに洗髪する「湯シャン」と違い、シャンプーの前にお湯で髪や頭皮を洗うことです。

美容室などのシャンプー台で髪を洗って貰うとき、美容師さんがやってくれますよね。頭皮についたわずかな油汚れ、ホコリなどは予洗いだけで自然に落ちます。

予洗いをすることで余分なシャプーを使うこともなくなりますし、少しのシャンプーでしっかりと泡立ち、頭皮と髪を優しく洗うことができます。

4、シャンプーを直接髪につける

多くの人がやっているシャンプーを直接髪につけ、髪で泡だてて洗う行為。必ずしもNGというわけではありませんが、髪は摩擦に弱い性質があります。

ですので、髪の摩擦で髪が痛むのは否めません。とくに大量のシャンプーを髪だけでなく、頭皮にまでべっとりとつけて、泡を立てている方は注意が必要です。

5、シャンプーの洗い残し

4の『シャンプーを髪に直接つける』にも繋がりますが、シャンプーを多く使うとそのぶん洗い流すのに時間がかかります。

時間がかかっても洗い流せていれば良いですが、問題なのはシャンプーの洗い残しです。

髪や皮脂を清潔にするためのシャンプーを洗い残してしまい、頭皮トラブルになってしまっていたら本末転倒です。

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いまある頭皮や髪のトラブルだけでなく、未来の為にも気になる項目があったら改善してみてくださいね。

 

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