ヘアドネーション

ヘアドネーション(HairDonation)とは?

ヘアドネーション(HairDonation)という言葉、一度は耳にした人も多いのでは?

Hair(髪)と Donation(寄付)の名前の通り、髪の寄付で医療用ウィッグを作り、無償で提供する活動です。

『子どもたちの未来を守ること』を目的として世界中で浸透しているボランティア活動ですが、なぜ子ども限定なの?人工のウィッグじゃダメなの?

まだまだ、本当の意味で知られていないことも意外とあるんです。国内外でさまざまなボランティア活動がなされています。

そんなヘアドネーションの疑問や必要性についてお伝えします。

ヘアドネーションとは?

引用:https://www.jhdac.org/onewig-report.html

ヘアドネーション(HairDonation)は、小児ガンや無毛症、先天性の脱毛症、不慮の事故などで髪の毛を失ってしまった子どもたちに、一般のドナーからのヘアドネーション(髪の寄付)で医療用ウィッグを作り、無償で提供する活動です。

ドナーというと、臓器提供や骨髄移植もありますよね。

この髪のドナーはとくに事前の登録など必要なく、

1、とにかく髪を伸ばして

2、寄付する団体のルールに沿って髪を切り

3、送付する

以上!

といっても、この作業を調べて実施するのって以外と大変だったりしますよね。でも、この髪の寄付が多くの子どもたちの未来を救うと思ったら嬉しさへ変化しませんか?

そんな髪の寄付で子どもたちのウィッグを作るボランティア活動が、日本でも行われています。

医療用ウィッグとファッションウィッグの違いは?

ウィッグというと、通販サイトでは3,000円前後から販売されているものもありますよね。俗にいう、ファッションウィッグ。

若い男女がファッションの一部として取り入れているウィッグです。そのようなウィッグと何が違うのか、普段使っていない人にはわからなくて当然ですよね。

一番の違いは、医療用ウィッグは肌に直接触れる裏面ネットの肌触りや通気性にとくに配慮して開発されていること。治療中の敏感な肌にもやさしく、衛生的に安心して利用できる仕様になっています。

ウィッグの人毛と人工毛の違いは?

人毛のウィッグは、名前の通り化学繊維でできた毛ではなく、実際の人の髪を使用しています。そのため、見た目や手触りが自然。

自然というのは、本当の髪のようにより見えるということです。

そのぶん、手間がかかるし高いです。

ファッションウィッグのようにバレてもOK!むしろ、ウィッグつけて楽しむファッションの一部と違い、医療用などの目的で使用する場合はとにかく自然でウィッグだと、ばれないほうが好まれます。

人毛ウィッグの5つのメリット

●見た目、手触りが自然でばれにくい
●カラーリング、パーマも可能
●コテやドライヤーなどスタイリングも可能
●シャンプーなど洗髪剤が使える

どうしてサポートが必要なの?

医療用フルオーダーウィッグのようなフルオーダー(人毛100%)ウィッグは、数十万〜の費用がかかります。ロングになるとより高額に。

また、子ども用のウィッグは大人ウィッグに比べて数やバリエーションも少ないです。

小さな子どもの場合は、体が成長して大きくなるにつれて頭の大きさも変わります。成長に合わせ、その都度ちょうどいいサイズのウィッグを毎回何十万円もかけて用意するのは容易なことではありません。

筆者も治療中はウィッグ生活でした。ただ、フルオーダー(人毛100%)の医療用ウィッグなんてとても手が届かず、インターネットで購入した人工毛の医療用ウィッグで闘病生活を送りました。

そのようなウィッグが必要になる場合、病院代や医療費も大きな負担になっているケースも多くあります。

やはり、治療中の患者にとっては簡単に購入できるものではなく、とくに先天性の脱毛症の子どもたちにとっては定期的な買い替えが必要、かつ続いていくことにも。

1人分のウィッグを贈るのに、なんと20人から30人分の31cm以上の長さの髪の毛が必要です。

子どもたちに笑顔を届けるべく、世界中で活動されています。

ヘアドネーションHOWTO

ヘアドネーションってどうするの?

寄付の方法、注意点など経験者の画像付きでご紹介しています。

https://hairwing.net/hairdonation_howto/

まとめ

いろいろな状況で髪を失った子どもたちにとってオーダーメイドウィッグは心の支えにもなります。そんなヘアドネーションのもつ社会的な役割、必要性、サポートについて少しでも気づいて頂けたら嬉しいです。

 

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