くらし・想い

ヘアドネーションってどうやる?失敗なく届けられる方法【写真付き】

ヘアドネーションをしたいと思っても

「どこでどうやれば良いの?」
「全ての美容室(美容師さん)がやってくれるの?」

など、不安や疑問はつきもの。とはいえ、調べるのもちょっと面倒だったり…

そんな方へ「2分でわかる簡単解説」をご用意しました。ヘアドネーションをした時の状況を写真付きでご紹介。これからやってみようかな?と思う方の参考になれば幸いです。

カット前の準備

1、どの団体に寄付するか決める

ヘアドネーションを主催している団体ごとにルールが異なります。まずは、自分がどの団体に寄付したいかを事前に決めておきましょう。

 

私はJapan Hair Donation & Charity【通称 NPO法人 JHD&C(ジャーダック)】さんに寄付させて頂きました。

NPO法人 JHD&C

2、サロンを予約、美容師さんに相談

全てのサロンでヘアドネーションカットができる訳ではありません。はじめてヘアドネーションをする場合は、カット方法、ルールをある程度理解している”過去にヘアドネーションカット経験がある美容師さん”に頼むのが安心です。

 

でも、近くにヘアドネーションカット指定の美容室やサロンがなかったり、信頼している美容師さんにカットして欲しかったり。そんな時はどうすれば良いの?

 

その場合は、遠慮せずに美容師さんに相談してみましょう

 

指定のサロンでなくても、美容師さんが了承し、カット方法さえ理解できていればヘアドネーションカットはできます。なぜなら、自宅で家族やセルフカットして寄付してもOKなんです。

 

ただし、ヘアドネーションカットがはじめての美容師さんや家族にお願いする場合は、しっかりと自分が寄付したい団体のサイトをみて、ルールを確認しましょう。

 

もし間違って切ってしまったら、寄付できない髪になり、取り返しのつかないことになります。カット前の準備は入念にしましょうね。

3、どんな髪型にしたいか考える

もちろん、美容師さんにお任せもOK!ですが、事前に切ったあとの自分をイメージできるとなお良いですね。

「思い切ってヘアカラーをチェンジしてみる」
「前髪を作ってみる」
など

せっかくなので、雑誌やインスタなどでお気に入りのヘアスタイルをチェックして、カットした後の新しい自分を楽んでみるのもおすすめです。

4、予約

予約したら体調を整えて心の準備をしましょう。

 

もし記念写真を撮るなら、どんなアングルが良いかなど考えておくのも良いですね。頑張って伸ばした髪の「Before」「after」を記念として残してあげるのもおすすめ。

 

あとは、必要書類をプリントアウトし、当日持って行くと安心です。注意事項をチェックしながらカットすることができます。(もちろん、なくても大丈夫です)

ヘアドネーションスタート

1、入店&手続き

受付で「ヘアドネーションすること」を伝えて心の準備を。(カットすると決めていても長年連れ添った相棒のような存在。私はワクワクとドキドキの両方を胸に受付を済ませました)

2、寄付する髪の長さを決める

今回、寄付させて頂いた【NPO法人 JHD&C】さんは、ヘアドネーションとしてウィッグにできる髪の長さは31センチ〜のみ。

長さを間違わないように確認しつつ、ヘアドネーションカット後の髪型を相談。ショート?ボブ?セミロング?前髪は作る?などなど。

私は事前に髪型を決めてきたので時間はかからず、サクッと決まりました。

3、ルール通りに束ねてカット

一番の注意は、髪を濡らさないこと!

ウィッグとして使える髪は『乾燥した毛髪のみ』です。

 

濡れてしまうと雑菌の繁殖などトラブルになるので絶対に守ってくださいね。そして、切りやすいようにいくつかの束にして、髪をゴムで止めていきます。

 

せっかくなので、ファーストカットは美容師さんのハサミを借りて自分でカット!

 

 

美容師さんのハサミって鋭くて繊細…
自分で切ると、こんなに歪んでしまうんですね。

 

残りの髪は、美容師さんにカットしてもらいました。このファーストカットは記念になるのでシャッターチャンスです。

 

4、シャンプー

ヘアドネーション用の髪をカットし終えれば、シャンプーで濡らしてもOKです。ボブなどぱっつん系の髪型は、しっかりシャンプーして整えないと綺麗にカットできないそうです。

5、希望の髪型へカットする

首がスースーする…シャンプー後、一番はじめの感想です(笑)40センチ近く髪を切ると、重さもさることながら首元のスースー感がありますね。

 

カット後の注意点として、夏場はストール、冬はマフラーなどで冷えやさないこと。中医学では、風邪などの邪気は首の後ろから入ってくると考えられています。『首、足首、手首の3点を冷やさないこと』が、風邪を寄せ付けないポイントです。

 

脱線しましたが、このような感じで順調にカットは進みます。

6、ヘアドネーション終了

↑切りそろえた髪

 

カット後の後ろ姿

 

今回はボブにカットして貰いました。

7、BeforeAfter

カット後にじっくり髪を見ると「治療のため全て抜け落ちた髪がここまで伸びたんだなぁ』と、じんわりとしました。

ヘアドネーションは心を繋ぐやさしい寄付

あとは、申請書に必要事項を記入し、郵送します。レターパックや宅急便など、追跡機能がついたもので送ったほうが安心です。

 

はじめてのことは誰でも緊張と不安がありますが、一歩踏み出した人はきっとこれから先も色々なことに踏み出し続けることができると思います。

ヘアドネーションもそのひとつ。髪が繋ぐやさしい寄付です。

 

ぜひ、これからヘアドネーションをしようと思っている人の参考になれば嬉しいです。

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