女性が不足しがちな血を補う『人参』『レーズン』『クコの実』、腎を補う『くるみ』、血の巡りを良くする『白ワインビネガー』使った、白髪が気になったら食べて欲しい『血虚タイプ』におすすめの髪育ごはんです。
Contents
人参が髪におすすめの理由
中医学(東洋医学)でいう「血虚(けっきょ)」とは、簡単にいうと血が不足したパワー不足のことです。
この血虚タイプは、髪の栄養にもなる血(栄養)が足りず、めまい、立ちくらみ、こむら返りを起こしやすい、かすみ目、疲れ目といった症状があります。
その他に美容面では、髪の毛が細くて抜けやすい、若白髪が多い、肌が乾燥する、顔が青白いのが特徴です。細毛や切れ毛(関西ではアホ毛と言うそうですね)が増えてくると、栄養が足りていない可能性大!
とくに女性は月経、妊娠、出産などで血を消耗する機会も多く「血虚」になりやすい傾向に。気にしてケアしていないと、すぐに血不足になってしまいます。
また、髪は『腎の華』『血の余り』とも言われ、血や腎が満たされていないと髪まで栄養が届かず、若い段階から白髪や抜け毛などの髪のお悩みが増えてしまいます。白髪は遺伝的要素も強いですが、早いうちから血を補って髪を労りたいですよね。
とくに「白髪が急に増えてきた!」というような症状がある方は、腎を補う食材も追加して、腎と血の両方からアプローチしてあげるのがポイントです。
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人参の特徴
【性味】平性、甘味 【帰経】肝・脾・肺
【特徴】血を補う、目の疲れを癒す、眼精疲労、胃腸の機能を高める、消化不良を良くする、ゲップ・吐き気の緩和、肺や肌を潤す
実は、白髪や抜け毛の原因にはストレスや不眠、不規則な生活などの生活習慣も関係しています。ストレスが溜まると交感神経が高まり、眠りを浅くしたり、なかなか寝付けなかったりと睡眠の質を落とします。
そして、血は夜寝ている間に作られるので、睡眠不足が続くとちゃんと血を作れなくなってしまうのです。昼夜逆転の生活は、体への負担も大きいので要注意ですよ。
また、中医学では
①『久視傷血』(物を見続けて目を使い過ぎると血を傷つける)
②『肝は目につながり、腎は瞳をつかさどる』
という言葉があります。
『久視傷血』(物を見続けて目を使い過ぎると血を傷つける)
目を酷使すると知らず知らずのうちに「血」も消耗していると考えます。
PC・TV・スマホなど目を酷使する生活を続けていると、疲れ目、かすみ目、ドライアイ、視力低下などの目の症状に加え、血を消耗して白髪や抜け毛の要因にも繋がります。
②『肝は目につながり、腎は瞳をつかさどる』
目と関係の強い「肝」、成長やエイジングと関係の強い「腎」の機能を高め、目に栄養を与えることが良いとされます。
髪は、心臓や肝臓など内臓に栄養が行き届いたあと、最後に栄養がいく部分。毛髪の栄養は血液から運ばれるため、血不足だと毛根まで栄養が届かず、白髪や抜け毛の要因に直結してしまいます。
中医学では健康な髪を育てるには、十分な血も重要な要素です。さらに、血が十分にあるだけなく、体内をしっかりと巡ることで、髪が健康に育っていきます。
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薬膳としての組み合わせ
今回、『人参』と合わせたレーズンにも、人参と同じように血を補う働きがあります。
とくにレーズンは、貧血予防、目の疲れ、鉄分が豊富な食材です。天日干しにすることで生のぶどうよりも栄養価がグーンと増します。他の食材との相性もよく、ほど良い甘みがレシピの良いアクセントになってくれます。
また、クコの実も同様に血を補ってくれる代表的な食材です。ドライフードは日持ちもするので保存食としても便利です。ぜひ、美髪保存食としてストックするのをオススメします。
血を補う「人参」「レーズン」「クコの実」、血行を良くする「白ワインビネガー」、腎を補う「くるみ」を使った
白髪や抜け毛におすすめのレシピを作ってみました。
『人参とレーズンの薬膳ラペ』のレシピ
調理時間15分【難易度★☆☆】
食材
【2人分】
・人参:1本
・レーズン(干しぶどう):大さじ1
・クコの実:大さじ1
・くるみ
・塩:少々
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・白ワインビネガーor酢:大さじ1
・てんさい糖:小さじ1
・オリーブオイル:小さじ2
・コショウ:たっぷりめ
作り方
①クコの実は水で戻しておく(20分〜)
②人参を長めの千切りにして塩(分量外)を軽くふる。
③Aを混ぜ合わせ、人参がしんなりしてきたら加え混ぜる。
④レーズンと軽く絞ったクコの実を加え、塩が足りなければここで調整したら出来上がり。
ポイント
❶半日置いても美味しいです。作り置きおかずとしても便利。
❷パンに挟んでサンドイッチにしたり、アレンジ料理にもおすすめです。