春のそわそわ、イライラなどの心の不調を穏やかに。春の抜け毛を予防する、美髪を育める髪育ごはんです。
冬から春への移行期間、『R』の付く季節(September〜April)までは、貝類を食べると良いといわれます。
今だと旬のあさりがオススメです。薬膳では、海から採れる貝類の鹹(カン)味は『腎』を、身は血(肝)を補い、殻はイライラを落ち着けてくれます。
イライラやほてりなど、春に不安定になりやすい心と体を助けてくれる食材。
今回は春キャベツや新玉ねぎなど、旬の食材3つを煮込むだけ。髪に大切な「血」を補い、心を落ち着ける『あさり』のスープをお届けします。
健やかな頭皮と美髪作りにもオススメの「亜鉛」も豊富です。
亜鉛はついつい忘れがちな栄養素ですが、不足すると脱毛、ヘアサイクルの乱れなど、髪に影響を与えると言われています。私はかなり意識して取り入れてる栄養素です。
☑︎夕食の汁物にするも良し
☑︎朝食がわりにするも良し
☑︎残った汁でリゾットにするも良し
1品でいろんなアレンジができる、春におすすめのスープです。
無理せず自分のペースで
美髪を育んでくださいね。
このレシピは
ABタイプに◎
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓

【薬膳効果】
☆あさり…貧血、めまい、髪のパサつき、上半身のほてり
☆キャベツ…食欲不振、胃もたれ、ゲップ、むくみ
☆玉ねぎ…血行を良くする、体を温める、消化を助ける
☆にんにく…血行を良くする、血行不良による抜け毛、末端冷え性
☆酒…冷えによる関節痛、肌や髪を潤す、美肌
☆オリーブオイル…肺や頭皮を潤す、咳を抑える、解毒、便秘
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
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薬膳の効能(あさり)

【性味】寒性・鹹味 【帰経】肝・腎・脾・胃
【薬膳的効能】
貧血、めまい、髪のパサつき、上半身のほてり、イライラ、ネバネバした痰、口の乾燥など
あさりは、精神を落ち着けるのに効果的とされる食材のひとつ。薬膳では『安神』と呼び、情緒不安定な時におすすめです。
また、あさりなどの貝類は上半身にこもった熱を沈めてくれるので、ほてり、のぼせ、頭皮の赤み、目の充血などにも重宝されます。
てまり式の体質チェックでは、 ABタイプの方に◎

栄養学的な効能
✔︎髪の主成分「たんぱく質」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎骨粗しょう症予防の「カルシウム」
✔︎貧血予防の「鉄分」
✔︎健康な骨を維持するために必要な「マグネシウム」
✔︎赤血球の生成をサポートする「ビタミンB12」
✔︎肌や髪などを健やかに保つ「亜鉛」
✔︎コレステロールを減らし、肝機能を高める「タウリン」
あさりの注目すべき点は、貧血予防に期待できる栄養成分が豊富に含まれていること。月経、出産など、血を不足しがちな女性に嬉しい食材。
☑︎貧血気味
☑︎疲れが抜けない
☑︎めまいがする
☑︎顔が青白い
☑︎肌や頭皮の潤い不足
☑︎爪がもろい(二枚爪になりやすいなど)
気になる方におすすめです。
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓

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『あさりと春キャベツのスープ』のレシピ
(調理時間:30分)難易度★☆☆
食材
【4人分】
・あさり:300g
・キャベツ:4.5枚
・新玉ねぎ:1/8個
・にんにく:2片
・酒:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1
・塩コショウ:お好みで
・パセリ:お好みで
・水:3カップ
※お好みでトッピングにパセリを
作り方
①あさりは塩抜きする。
②にんにくはみじん切り、新玉ねぎは輪切り、キャベツはざく切りにする。
③鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ弱火。オリーブオイルににんにくの香りが移ったら、あさり、新玉ねぎ、キャベツ、酒を入れ、フタをして2.3分蒸す。
④水3カップを入れ、15分ほどコトコト。最後に塩コショウで味を整えたら完成。
ポイント
●<あさりのひと手間ポイント!>
塩抜き後は貝をガリガリこすって洗う、キッチンペーパーで乾燥を防ぎながら冷蔵庫で2.3時間寝かせる。過酷な状況に置くことで旨味がアップすると言われています。
●オリーブオイルににんにくの香りを移すことで風味高い味に仕上がります。