春になると頭皮が痒い?なんて人もちらほら。春は花粉症に加えて、紫外線が急に強くなる、入学・就職・異動が増えるなど環境変化が大きい季節。
そんな季節の変わり目に起きてしまうのが春髪トラブル。知らず知らずのうちにダメージを溜め込み、取り返しのつかない状態まで荒れてしまうこと。そんな春髪トラブルの原因、それを防ぐ3つの対策をご紹介します。
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春髪トラブルの原因
1、紫外線によるダメージ
冬から春にかけて強くなるのが紫外線です。春はまだまだ暑くないし、紫外線は夏だけケアすればOK!と考えている人も多いかと思いますが、春こそ紫外線対策を怠ってはいけません。
春は夏と同じくらいの紫外線がすでに降り注いでいます。体の一番上にある頭を守る髪は、紫外線のダメージをダイレクトに浴びてしまうので、
といったヘアトラブルが起きやすくなります。
肌の露出も増え、開放的になりたくなる気持ちもわかりますが、春からしっかり紫外線対策をすることが大切です。
2、気温上昇と寒暖差による頭皮トラブル
春は新陳代謝が活発になる時期。溜まっていた老廃物が排泄され、皮膚トラブルが起こりやすくなります。
そんな春に気をつけたいのが、暖かくなることによって起こる「毛穴の詰まり」や「かゆみ」。気温が高くなると汗腺や皮脂腺の働きも活発になるため、皮脂や汗が毛穴に詰まりやすくなります。
毛穴に皮脂や汚れが詰まると、「髪のべたつき」「頭皮のにおい」を発生させる原因にも。また、寒暖差による「肌のバリア機能の低下」で痒みがでてしまうこともあります。
どちらもしっかり頭皮をケアして「毛穴の詰まり」や「かゆみ」が発生しないようにする必要があります。
3、花粉などのアレルギー反応
風の強くなる春は、「ほこり」や「花粉」が髪に付着しやすいため、余計に毛穴が詰まりやすい状況にあります。
また、気温の上昇で血行が良くなると、頭皮が痒みがでることも。そして、痒みを我慢できずに、掻きむしることで頭皮を傷つけてしまうことがあります。
傷ついた頭皮はさらに痒みを発生させ、大きなトラブルを引き起こすこともあるので目をゴシゴシしないように、頭皮もゴシゴシは厳禁です!
4、肝の巡りとストレス
新たな生活に期待がふくらむ反面、春は環境の変化からココロが不安定になりやすい季節。この時期は、ストレスによるダメージで体調を崩す人も増えます。
春は秋についで抜け毛が多くなる季節だと言われていて、一説には犬や猫と同じように気温が高くなることに備えた現象だと考えれているようです。
中医学(東洋医学)でも、春は「肝」の機能が盛んになりイライラ・うつうつなどの心の浮き沈みが激しく、興奮状態を招きやすいと言われています。
春に気分の浮き沈みや頭痛が多いのは、「肝」の影響を強く受けているせいなんです。
春髪トラブルを防ぐための3つの対策
1、紫外線から髪を守る
紫外線から髪を守るためには、物理的に太陽の光を浴びないようにするのが一番。顔やからだには日焼け止めをしっかり塗っていても髪は忘れがち。
つばの広い帽子や日傘で紫外線をカットして、髪に直接紫外線が当たらないようにしましょう。また、髪にもOKなUVスプレーもあるので、合わせて使うと良いですね。
ただし、帽子によって頭が蒸れてしまったり、頭皮や髪を傷つけることがあるので要注意。春夏は通気性の高い素材を選んだり、室内では外したり、頭皮を蒸らさない対策も大切です。
2、ブラッシング・予洗いで花粉やほこりを落とす
それでなくとも敏感になっている頭皮に過度な刺激は厳禁。頭皮をケアするためには、正しいシャンプーも大切です。
『髪を元気にする洗い方』でもお伝えしましたが、シャンプーで髪を洗う前に「ブラッシング」と「予洗い」をすることが大切です。面倒かもしれませんが、髪に付着したほこりや花粉を落とすことでシャンプーの泡立ちもよくなります。予洗いも同じ原理です。
その時のポイントは、
高温のお湯や洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、頭皮にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい頭皮の乾燥の原因にも。頭皮のかゆみは、乾燥が原因のことも多いので、温度は洗いすぎには注意しましょうね。
3、ストレス発散とリフレッシュ
生活環境の変化によるストレス、激しい寒暖差による自律神経の乱れによる抜け毛には、まずは睡眠と規則正しい生活です。
そして内側からは、肝の気を巡らせストレス発散にも良い香りの良い食べ物がおすすめです。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果物、しそやセロリなどの香味野菜を積極的に取るようにしましょう。
もし、時間ができたらヘッドスパやセルフマッサージでリフレッシュ!ストレスは頭皮の血行不良にも繋がります。溜め込まず、こまめな「ストレス発散」が髪にとって大切ですよ。
髪を整えて春を元気に過ごそう!
木々や動物たちと同じように春は動き回りたくなる季節。そんな時期に髪や頭皮のヘアトラブルで億劫にならないためにも、春しっかりケアしていきましょうね。