調味料はたったひとつだけ!髪に大切なたんぱく質とビタミンを補い、お茶碗いっぱいで美髪を育める髪育ごはんです。
最近ハマっているのが塩昆布。炊き込みご飯・おにぎり・お漬物にと、万能過ぎて必ずストックしています。
昆布は髪に大切なミネラルに加え、東洋医学では老化予防に作用する「腎」の働きを助けてくれる食材。
白髪、細毛など髪のエイジングにも◎
昆布だけ食べてても髪は生えませんが…
必要な栄養素はたっぷりです。
髪の主成分のたんぱく質は”鶏肉”で補い、美髪要素たっぷりの野菜でバランスを整えた
「炊き込みご飯」を作ってみました。
調味料は塩昆布だけ!
何かと忙しい春におススメ
”何も考えず”に作れるレシピです。
無理せず自分のペースで
美髪を育みましょうね。
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
【薬膳効果】
☆白米…元気を補う、胃腸を整える
☆鶏肉…お腹を温める、体力回復、冷えによるげっぷ・しゃっくり
☆人参…疲れ目、ドライアイ、体を潤す
☆しめじ…貧血、便秘、肌荒れ、高血圧予防
☆昆布…髪のエイジング、白髪、むくみ、高血圧予防
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(昆布・塩昆布)
【性味】寒性・鹹味 【帰経】脾・胃・腎
【薬膳的効能】
髪のエイジング、白髪予防、むくみ、高血圧予防、余分な熱を冷ます
薬膳で鹹味(海の塩辛さ)は、肌や髪のエイジングと関わる「腎」を補う味。とくに昆布などの黒い食材は、冬に衰えやすい腎を補う作用があります。
年齢に伴う細毛、分け目が目立つ、抜け毛増えた…そのようなお悩みは、35歳を過ぎた頃からぐっと増えます。「髪は腎の華」と言われるくらい、髪と関係の深い臓器。
腎の働きを補い高めることは、美髪を目指す人にとって大切な要素です。
また、昆布は余分な水分を排出する作用にも優れているので、むくみや頭皮のベタつきが気になるときにもおすすめです。
栄養学的な効能
✔︎脂肪の蓄積を抑える「フコキサンチン」
✔︎スムーズな排便を促す「食物繊維」
✔︎貧血を予防する「鉄分」
✔︎骨粗しょう症予防の「カルシウム」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎美肌づくり、疲労回復の「ビダミンB群」
昔から昆布は「喜ぶ(よろこぶ)」に通じる縁起物。おせち料理やお正月の鏡飾りとして用いられてきました。
しかし、ただの「ゴロ合わせ」と侮ってはいけません。昆布には、現代人に不足しがちなビタミンやカルシウム、ミネラルや食物繊維が豊富。昆布は牛乳の約6.倍ものカルシウムが含まれているそう。
更年期以降の髪のエイジング、骨粗しょう症予防にもおすすめ。
また、昆布に含まれるビタミンB1・B2は美肌づくりや疲労回復の働きがあります。食物繊維も多く、デトックス食材としてお通じを良くしてくれるので、美容面にも優れた食材です。
そして、アルカリ性食品としてもトップクラス。肉類や加工食品などで「酸性」に傾きがちな身体を、弱アルカリ性に保ってくれます。頭皮のベタつき、口臭が気になる方にもおすすめ。
昆布に含まれている「カルシウム」は、体内に吸収されにくい栄養素のひとつ。お酢と一緒に摂ることで吸収率がアップするので、昆布の酢漬け、酢の物に加えるのもおすすめです。
今回のレシピのように、塩昆布は調味料としても大活躍。昆布のうま味「グルタミン酸」が引き立ち、炊き込みに深みを出します。
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『塩昆布の炊き込みご飯』のレシピ
(調理時間:15分)難易度★☆☆
※炊飯時間は含まない
食材
【4人分】
・米:2合
・鶏肉:100g
・人参:1/2本
・しめじ:1/2房
・塩昆布:25g
※お好みで小ネギをトッピング
作り方
①鶏肉は一口大、人参は細切り、しめじは石突きを落としてほぐす。
②炊飯器に磨いだお米と2合分の水を入れる。塩昆布を加えて軽く混ぜる。最後に①を加え、混ぜずにそののまま炊飯する。
③炊き上がったら完成。
ポイント
●味が足りなければ、塩昆布を少し追加してみてください。
●新米で炊く際は、少し水分を少なめにするのがおすすめ。