白髪や細毛など、髪のエイジングが気になったら食べたい髪育ごはんです。
髪におすすめの理由
『黒きくらげと椎茸の佃煮』
(調理時間:40分)難易度★☆☆
※水で戻す時間は除く
中医学では、寒い冬は「腎」を傷めやすい季節。腎が弱ると白髪、細毛、足腰の虚弱、不妊など、老化に関わる部分に影響すると言われています。
=エイジングが加速することにも…
冬に老け込みたくないなら
✔︎腎を無駄に消耗しない(冷えや夜更かしなど)
✔︎腎を補う食事を取り入れる
この2つがポイントです。
そんな冬に私が良く食べているのが、エイジングに作用する補腎の働きのある、昆布・黒きくらげ・椎茸の佃煮です。
水で戻して千切りにして、鍋でコトコト煮詰めれば完成。女性に不足しがちな腎と血を補って全身の巡りも良くしてくれる、我が家の「常備おかず」です。
冬に老けこまないためには、無理せずこまめに”腎”を補うこと。
美髪を目指すなら冬の補腎は◎
細胞レベルで美を育みましょうね。
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【薬膳効果】
☆黒きくらげ…貧血、目の下のクマ、便秘、頭皮の血行改善
☆椎茸…胃腸を元気にする、高血圧、がん予防
☆昆布…むくみ、高血圧、頭皮のベタつき
☆酢…血の巡りを良くする、殺菌、下痢、体力回復
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
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薬膳の効能(椎茸)
【性味】平性・甘味 【帰経】胃・肝
【薬膳的効能】
胃腸を元気にする、高血圧、免疫力を高める
薬膳では、胃もたれ、食欲不振、疲労回復、生活習慣病予防、免疫力を高めてくれる食材と考えられています。
また、椎茸などのきのこ類には、ビタミンDが多く含まれているため、骨を強くし筋力を高めたい時に取り入れてほしい食材。とくに冬場の日照不足、冬季うつ病の対策にもオススメです。
栄養学的な効能
✔︎カルシウムやリンの吸収を助け、骨粗しょう症予防の「ビタミンD」
✔︎骨を丈夫にする「カルシウム」
✔︎免疫力を高める「レンチナン」
✔︎血液をスムーズにする「エリタデニン」
✔︎スムーズな排便を促す「食物繊維」
✔︎髪の主成分「たんぱく質」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎貧血予防の「鉄分」
✔︎健康な骨を維持する「マグネシウム」
✔︎健やかな肌や頭皮を育む「葉酸」
椎茸は女性にうれしい低カロリー、美肌効果が期待できる食材。ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群を含み、体の代謝を高めて肌や頭皮のターンオーバーをととのえてくれる効果も。食物繊維が豊富で満腹感につながりやすいので、ダイエット中にも気兼ねなく食べられますね。
とくに干ししいたけは、栄養価アップに加え、出汁や煮込み料理などにも大活躍してくれる食材。3大うま味成分の一つ「グアニル酸」も豊富です。3大うま味成分とは、昆布等に含まれる「グルタミン酸」、かつお節等に含まれる「イノシン酸」、干ししいたけ等に含まれる「グアニル酸」です。
このグアニル酸は、しいたけやエノキ等のキノコ類の旨味成分。生のキノコ類には僅かですが、乾燥or冷凍後に加熱することで何倍にも増えることが分かっているそう。
名前の通りしいたけを干したものですが、生のものと比べると、ケタ違いとも言えるほど栄養豊富に。さらにうま味も増しており、料理に奥行きを生み出してくれる味・美容・健康にもオススメの食材です。
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美味しさを左右するのは戻し方!
冷たい水で戻ると、うまみ成分のグアニル酸がたっぷり出ます。ポイントは5℃くらいの冷たい水で戻すことです。
①さっと水洗いし、ボールやトレイなど容器にひたひたの水を注ぐ。
②半日(約6〜12時間)、冷蔵庫でじっくり戻す。
『黒きくらげと椎茸の佃煮』のレシピ
『黒きくらげと椎茸の佃煮』
(調理時間:40分)難易度★☆☆
※水で戻す時間は除く
食材
【4人分】
・黒きくらげ:10g
・昆布:20㎝(10gくらい)
・干し椎茸:7g(3枚くらい)
<調味料>
・醤油:大さじ4
・砂糖:大さじ2
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・酢:大さじ2
・戻し汁:200cc
作り方
①昆布と干し椎茸は、軽く洗う(もしくは濡れ布巾で拭く)。ボールに200ccの水、昆布と干し椎茸を入れ、一晩くらい柔らかく戻るまで置く。同じように、別のボールに水を入れ、黒きくらげも戻す。(※急ぐ場合、ぬるま湯につけると1時間くらいで戻すことができます。)
②昆布と干し椎茸を戻した”戻し汁”は捨てずにとっておく。柔らかくなった昆布と干し椎茸をボールから取り出し、昆布は千切りに、干し椎茸は半分に切って薄切りにする。
③柔らかくなった黒きくらげは、千切りにする。
④鍋に昆布、干し椎茸、黒きくらげ。そして、②の戻し汁、醤油、砂糖、みりん、酒、酢を入れ、煮汁がほとんどなくなるまで煮詰めたら完成。(20〜30分くらい)
ポイント
●お好みで黒ごまをふりかけてるのもオススメ。
●出汁を取った後の昆布でも美味しくできますが、柔らかくなるのに時間がかかります。まず鍋で15分くらい煮込んで、そのあとに黒きくらげと椎茸を入れてみてください。
●もし煮詰めている途中に水分が減って焦げそうになったら、途中水を少し足すなど調整してください。