冬に溜め込んだものは外へ。新陳代謝の良いからだを目指して、具沢山だけど排出力も高い美髪を育める髪育ごはんです。
「豚汁」といえば秋冬のイメージですが、個人的には春もおすすめしたい派です。
なぜなら、春は冬に溜め込んだ老廃物を発散させて「デトックス」するのに良い季節。中医学では「発陳(はっちん)」と言われています。「陳」は古いという意味で、春は「冬の間に溜まったものを体の外に排出しよう」ということです。
逆に春にしっかり排出できないと、頭皮のベタつき、吹き出もの、赤みなど、美容面にも影響することも…
排出方法は色々ありますが
↓デトックス割合と言われてます
(便-75%、尿-20%、汗-3%、爪-1%、髪-1%)
つまり…便通を整えることが「最強のデトックス」にもつながります。
今回は便通を良くしながら、適度に頭皮の潤い補給もできる。「お肉少なめ」の豚汁をお届け。
食べ応えあるのに排出力も高い。私はいつも多めに作って翌日の朝食にしています。
「味噌汁は立派なおかず」です(間違いない!)
冬に脂肪など余分なものを溜め込んだ人は
春のうちにしっかり排出して
美髪を育みましょうね
このレシピは
BDタイプに◎
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
【薬膳効果】
☆ごぼう…余分な水分を排泄、便秘、炎症を鎮める
☆大根…体を潤す、消化を助ける、痰を取り除く
☆こんにゃく…むくみ、便秘、頭皮の吹き出物
☆豚肉…身体を潤す、気血を補う、頭皮の潤い補給
☆厚揚げ(豆腐)…皮膚を潤す、体の熱をとる、胃腸を整える
☆人参…血を補う、疲れ目、ドライアイ
☆味噌…胃腸の働きを高める、気血の巡りを良くする、お腹を温める
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(こんにゃく)
【性味】涼性・甘味 【帰経】心・大腸
【薬膳的効能】
むくみ、頭皮や肌のベタつき、肥満、痛風、むくみ、便秘、痰のある咳の改善など
薬膳では利尿作用、痰を取り除く、余分な熱をとる、血をサラサラにして巡りを良くする、解毒作用など。体に余分なものが溜まったいる時にオススメの食材です。
食べ過ぎの消化不良、舌苔ベッタリなど、不摂生続きでダル重さんにおすすめ。お味噌汁、おでん、きんぴらごぼうなど、普段の食事に摂り入れてみてくださいね。
てまり式の体質チェックでは、 Bタイプの方に◎
栄養学的な効能
✔︎スムーズな排便を促す「食物繊維」
✔︎たんぱく質の代謝に必要な「ビタミンB6」
✔︎骨粗しょう症予防のカルシウム「カルシウム」
こんにゃくはこんにゃく芋をすり潰したもの。または、こんにゃく芋を乾燥させて粉にしたものを水に溶かし、凝固剤を加えて固めたものです。
成分のほとんどが水分で、水分を除いた主成分はグルコマンナンという水溶性食物繊維ですが、製造過程によって(使用される凝固剤)、食物繊維が「水溶性」から「不溶性」に変化するそう。
このグルコマンナンは、血糖値の上昇を抑える働き、便秘の解消に役立つ効果があります。こんにゃくには糖質がほぼ含まれていないので、糖質制限ダイエット中にもおすすめです。
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『具沢山の豚汁』のレシピ
(調理時間:30分)難易度★☆☆
食材
【4人分】
・豚肉:80g
・厚揚げ:1枚
・ごぼう:1/2本
・大根:10㎝
・人参::1/2本
・こんにゃく:100g
・味噌:大さじ3〜4
・粉末だし:5g
・水:500〜600g
※水量は鍋の種類にあわせて調整。
無水鍋、ストウブ鍋は水少なめがおすすめ
作り方
①ごぼうをよく洗い、皮は包丁の背で削るようにむいて斜め切りにする。人参と大根は5mm幅のいちょう切りにする。こんにゃくはさっとゆでてザルに上げ、水気を切って短冊切りにする。
②厚揚げは角切りに、豚肉も食べやすい大きさに切る。
③鍋に油を入れて、中火で豚肉を炒める。豚肉の色が変わったら①を加え、軽く炒める。
④水と粉末だしを加え、ひと煮立ちさせる。(弱火〜中火)。その後、10〜15分くらい野菜に火が通るまで煮る。
⑤厚揚げを優しく入れる。
⑥最後に味噌を溶き入れ、ひと煮立ちさせたら完成。お好みでネギや七味、ごま油などをトッピングしてみてください。
ポイント
●味噌の種類、味加減はお好みで。
●こんにゃくは”アク抜き不要”を使うと時短に。