レシピ

小麦粉不使用なのにもっちり高たんぱく『おからを使ったお好み焼き』

頭皮の血行改善におすすめの「紅生姜」、血を補い巡らせる「イカ」、腎を補い滋養強壮の「山芋」、体を潤したんぱく質を補う「高野豆腐」「おから」「卵」、巡りをよくする「酢」を使った、小麦粉を使わないのに高たんぱく低カロリーの髪育ごはんです。

紅生姜が髪におすすめの理由

紅生姜は、生姜の日持ちをよくするために酢漬けにされた生姜のこと。関東では主に甘酢が使われてガリとなり、関西では主に梅酢が使われて紅しょうがになったようです。

そのため、関西ではお好み焼きやたこ焼き、天ぷらなどいろいろな料理に使われてきました。関西の粉もん文化の影の脇役とも言える存在ですね。

紅生姜に使われる生姜は、漢方でも使われる生薬のひとつ。昔から、ゾクゾクとくる風邪の改善、体を温めて血行を良くしたい時に使われてきました。

ただし、生姜は《生で食べる場合》と《温めて食べる場合》で効能が変わってきます。

ジンゲロール:生の生姜に含まれる辛み成分
効能:体を温める、抗菌作用による食中毒予防、吐き気を和らげる

ショウガオール:生姜を温めた時に発生する成分
効能:温める効果がかなり高く(ジンゲロール<ショウガオール)、体の深部から温めることで巡りを良くする

ジンゲロン:生姜に含まれる辛み成分。加熱すると、ジンゲロールから変化
効能:温めることで脂肪を燃焼しやすく、冷え改善にも効果が期待できる

体をより温め、血行を良くしたいのであれば《生姜を温めて食べる》のがおすすめ。紅生姜をトッピングするより、お好み焼きのように中に入れて、温めて食べると良いですね。

抜け毛の大きな要因は、血行不良と栄養不足(AGAやFAGAは除く)。どんなに栄養のあるものを取り入れても、頭皮にまで届かないと健康な髪は生えてきてくれません。

そのためにも頭皮の血行改善はもちろん、全身の巡りを良くすることも大切です。ドロドロ血の解消のためにも、巡りを良くする生姜は積極的に取り入れたい食材です。

てまり
てまり
紅生姜は、梅酢につけて作られますが、スーパーで売られているものはクエン酸や保存料、食紅が添加されています。食べすぎると胃を傷めることもあるので、食べる量には気をつけましょう。

紅生姜(生姜)の特徴

【性味】温性、辛味 【帰経】肺・胃・脾
【特徴】体を温める、ゾクゾクする風邪予防、冷え、食欲不信、つわり、下痢の改善、喉の痛み、頭痛、魚介類の食中毒予防

身体を内側から温め発散させるパワーの強い生姜は、お腹の調子を整え、抗菌作用、体を温める作用があることから生薬としても活躍してきました。

上記にも紹介したように、生の生姜と温めた生姜では作用が変わってきます。漢方でも乾燥させただけのものは「ショウキョウ(生姜)」、温めたものを「カンキョウ(乾姜)」と呼ばれ、別の生薬として扱われます。

薬膳では、加熱した生姜は脾(胃)に作用して、消化を促し「血」を補うと考えます。つまり、血を作るのも助け、巡りも良くするので、体の隅々まで循環させて栄養素を運んでくれます。

心臓から遠い位置にある頭皮までしっかりと栄養を届けるためにも、巡りを良くしていきましょう。

てまり
てまり
乾姜は体が温める作用が強いので、暑がりで汗をかきやすい、ニキビができている時などは大量摂取は控えましょう。

薬膳としての組み合わせ

今回、「紅生姜」に合わせた「高野豆腐」「おから」「卵」は、たんぱく質が豊富。小麦粉で作るよりも低カロリーで高たんぱくに仕上がります。食物繊維やビタミンも補給できるのでダイエット中の方にもおすすめです。

また、血を補い巡らせる働きのある「イカ」は、髪にとってもおすすめの食材。また、滋養強壮効果のある「山芋」を入れることで腎を補い、白髪予防にも。食感もふんわりもっちりします。

トッピングに使った「鰹節」も血を補う食材です。青のりでミネラルも補えるので、ソースとマヨネーズを少なめにして、これらのトッピングで楽しむのが良いですね。

血行を良くする「生姜」「梅酢(酢)」、体を潤したんぱく質の塊の「高野豆腐」、血を補い巡らせる「イカ」「鰹節」、潤い補給の「おから」「豆乳」を組み合わせた

抜け毛や頭皮の血行不良におすすめのレシピを作ってみました。

 

 

てまり
てまり
関西出身のてまりは粉もんラヴァー。小麦粉以外で作っても、紅生姜を使うことで一気にお好み焼き感が出ますよ。

『おからを使ったお好み焼き』のレシピ

調理時間60分【難易度★☆☆】

食材

【大2枚分】

・キャベツ:200g

・イカ:100g

・卵:2個

・桜海老:大1

・紅生姜:大2

<A>

・おから:30g

・高野豆腐(粉):50g

・長芋:150g

・豆乳:大2

・だしの素:小1

・醤油:小1

<トッピング>

・ソース

・マヨネーズ

・青のり

・鰹節

作り方

①長芋をすり下ろし、大きめのボールにAを入れ、空気を含ませるように混ぜる。20分ほど冷蔵庫で休ませる。

②キャベツは千切りに、イカは3㎝間隔にカットする。

③20分休ませたら、①のボールに、キャベツ、溶き卵、桜海老、紅生姜を加える。大きめのスプーンで空気を含ませるように混ぜる。

④弱火のフライパンに油を引き、あまり広げすぎずに生地を落とす。ヘラで丸く整え、イカをのせる。

⑤裏面に焼き色がついたらひっくり返す。再び、弱火でじっくり焼く。

⑥ソース、マヨネーズ、青のり、鰹節をトッピングしたら完成。

ポイント

❶①の生地は小麦粉に比べ硬く感じますが、キャベツと卵を入れると緩んでくるので安心してください。

❷小麦粉に比べ崩れやすいので、あまり大きく広げないようしましょう。また、焼きが弱いと崩れやすくもなるので、しっかりと焼き色をつけてから返しましょう。

 

RELATED POST