レシピ

血を補って髪を元気にする『高野豆腐のトマト煮込みハンバーグ』

血を補い潤い補給の「トマト」、潤いとたんぱく質の宝庫「高野豆腐」、頭皮の血行を良くする「玉ねぎ」「にんにく」、スローエイジングにおすすめ腎を補う「ブロッコリー」を使った、作り置きにもおすすめ簡単髪育ごはんです。

トマトが髪におすすめの理由

トマトには「ビタミンC」「ビタミンA」「ビタミンB」などのビタミンに加え、「カリウム」や「カルシウム」、「鉄」や「葉酸」、「食物繊維」や「クエン酸」とたくさんの栄養素が含まれています。

 

とくにトマトの成分で注目されているのが「リコピン」。このリコピンには、抗酸化作用(体を錆びさせない)があり、その抗酸化力はビタミンEの100倍もあると言われているんです。美容におすすめの野菜と言われるだけありますね。

 

また、リコピンは熱にも強く、油にも溶けやすい性質なので、炒めたり煮込んだりしても、栄養素が減少する心配がありません

 

むしろ、加熱・破砕することで、栄養素を吸収しやすくなるため、生のトマトよりトマト缶やジュースなどの加工品のほうが2~3倍リコピンを吸収しやすくなります。

 

《トマトの嬉しい効能》
✔︎抗酸化作用のあるビタミンC
✔︎目の健康維持、血行の流れをよくするビタミンA
✔︎美肌や生活習慣病予防のβカロテン
✔︎風邪予防のビタミンE
✔︎むくみ改善のカリウム
✔︎骨粗しょう症予防のカルシウム
✔︎便秘改善の食物繊維
✔︎疲労回復効果のあるクエン酸

ビタミンAは目の健康維持におすすめの栄養素です。

中医学で言うところの《肝》の血を補う食材。

肝の血って?詳しくはこちら↓

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実は、肝の血が不足したままを放置してしまうと、ドライアイや眼精疲労に加え、髪の毛のパサつきや抜け毛などのヘアトラブルが出やすくなります。

血の不足は、からだを潤す栄養が不足している状態なので、積極的に補っていきましょう。

てまり
てまり
栄養学的には、牛肉に含まれる脂肪と一緒にトマトを食べると、トマトに含まれるリコピンの吸収がよくなりますよ。

トマトの特徴

【性味】涼性、甘・酸味 【帰経】肝・胃
【特徴】血を補う、貧血予防、体の熱を除く、体を潤わせる、胃の働きを高め消化を助ける、喉や口の乾きを癒す、食欲不振、げっぷ、胃もたれ、下痢、美肌

血を補い・血行を良くするトマトは、元気な髪を育てるのにおすすめの食材。

 

①血を補うことで、髪のパサつき、乾燥によるこじわなどを改善し、肝(肝臓)を元気にしてくれます。

②血行を良くする作用で全身に血を届けることができます。

 

元気な髪を育てる髪育の基本は「補ったら届ける」です。補った血がちゃんと巡らすことができなければ、全身に届きません。血を補い届ける作用のあるトマトを食べることで2つの効果を得ることができます。

 

また、トマトは体にこもった熱を取り除き、津液(体内の水分)を生じさせ、のどの渇きを改善してくれます。低下した胃の働きを高め消化を促進させるので、夏バテや食欲不振にもおすすめです。

 

てまり
てまり
ただし、トマトは体を冷やす作用があるので、寒い季節や冷え体質のある人は多食を控えましょう。トマトは冷たい状態よりも、常温・熱を加えて食べることで胃腸にも優しく頂けますよ。 

 

薬膳としての組み合わせ

今回、「トマト」に合わせた「牛肉」「豚肉」「しめじ」も、トマトと同じく「血」を補ってくれる食材。牛肉などの油と一緒に取ることで、トマトに含まれるリコピンの吸収率も高めることができます。

 

また、「玉ねぎ」「にんにく」には、補った血を全身に送り届ける働きがあります。せっかく取り入れた血は頭皮の毛細血管までしっかり送り、毛根まで栄養を届けて元気な髪を育てたいですよね。

 

そして、トッピングに使ったパセリで巡りを良くし、高野豆腐と使うことでお肉の量も減らし、高たんぱくでカロリーオフになります。

 

てまり
てまり
パセリは飾りだと思っている人もいますが、ビタミンも豊富で捨てるのはもったいないですよ。

 

血を補う「トマト」「牛肉」「豚肉」「しめじ」、血行を良くする「玉ねぎ」「にんにく」、体を潤したんぱく質を補う「高野豆腐」、スローエイジングにおすすめ腎を補う「ブロッコリー」、巡りを良くする「パセリ」を使った

髪の乾燥や白髪におすすめの髪育レシピです。

『高野豆腐のトマト煮込みハンバーグ』のレシピ

調理時間30分【難易度★☆☆】

食材

【2人分】

・高野豆腐:2枚

・合挽き肉:120g

・玉ねぎ:1/2個

・しめじ:1/2房

・トマト缶:1/2

・にんにく:1片

・コンソメ:1/2個

<A>

・卵:1個

・塩胡椒:少々

・豆乳:大さじ1.5

<B>

・赤ワイン:100ml

・コンソメ:1個

・塩、胡椒:少々

・ローリエ:1枚(あれば)

作り方

①高野豆腐をお湯で戻し、水分をしっかりと切り、細かくちぎる。玉ねぎはみじん切りにして、耐熱皿に入れレンジで30秒〜50秒ほど(500w)温める。

②ボウルに合挽き肉、①とAを入れてよく混ぜる。4当分にして、空気を抜くように両手で行き来して丸めていく。

③にんにくは薄切りに、しめじは房を崩しておく。

④熱したフライパンに油をひき、②を並べ、真ん中を少しくぼませる。両面に焼き色をつけたら、空いている所に③を入れて軽く炒めていく。

⑤さらにトマトとBを入れ、軽く煮立ったら蓋をして15分ほど中火で煮込んでいく。

ポイント

❶高野豆腐の水分が多いと水っぽくなるので、お湯で戻した後はキッチンペーパーを使いしっかりと水を切っておきましょう。

❷トマト缶は好みに合わせて1缶使ってもフレッシュな味わいになります。

 

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