白髪や抜け毛を予防する「黒ごま」、腎を補い美肌・美髪・美腸の「くるみ」、肺を潤し便通を促す「はちみつ」を使った、滋養強壮・エイジングにおすすめの髪育ごはんです。
黒ごまが髪におすすめの理由
平安時代には傷の手当や灯油として用いられるなど、ごまは古代から食べられてきた歴史ある食材のひとつ。
また、肉を食べない禅宗の寺院では、たんぱく質が豊富なごまを「胡麻豆腐」にして食べるなど、古くから色々なかたちで使われてきました。
黒ごまは良質なたんぱく質に加え、抗酸化作用の強いセサミンやアントシアニン、ビタミンEなど美肌作用に嬉しい成分もたっぷり含まれています。
✔︎髪の主成分のたんぱく質
✔︎強い抗酸化力、風邪の予防にビタミンE
✔︎抗酸化作用で老化防止に役立つゴマリグナン(セサミン)
✔︎血圧低下や美肌効果が期待できるポリフェノール
✔︎動脈硬化や血栓予防のリノール酸、オレイン酸
✔︎貧血予防の鉄分
✔︎妊娠や生育に必要不可欠な葉酸
✔︎便秘の改善を促す食物繊維
✔︎骨粗しょう症予防のカルシウム
黒ごまに含まれるたんぱく質は100g中約20gと肉や魚に匹敵する量です。
たんぱく質は、筋肉や臓器、爪や髪などの身体を作る主成分で約20種類のアミノ酸で構成されています。しかし、体内で合成されない必須アミノ酸も多く、食品からしっかり摂らなければなりません。
その点、黒ごまにはたんぱく質に加え、カルシウムや鉄分、各種ビタミンも豊富でバランスよく含まれているまさに栄養の宝庫。
カロリーは取れていても、たんぱく質がごっそりと抜け落ちてしまっていると髪や肌にハリがなくなったりと美容面にも影響してしまいます。
肌や髪に元気がない、貧血、便秘気味など、美容や健康面が気になる女性は定期的にとって欲しい食材です。
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黒ごまの特徴
【性味】平性、甘味 【帰経】肝・肺・脾・腎
【特徴】白髪、脱毛、めまい、便秘、足腰の衰え、老化防止、貧血改善、肺を潤し空咳を改善
黒ごまは、体内に必要な潤いと血を補い、肝や腎を充実させる働きがあります。
《黒ごまの薬膳的効能》
✔︎気力を増す、肝・腎を強めて老化を遅らせる
✔︎肌に潤いを与え、美しくする
✔︎毛髪を黒くする(白髪予防)
✔︎筋骨を丈夫にする
✔︎便通を整える
✔︎産後の乳汁分泌を促す
とくに抜け毛や白髪が気になる、足腰がだるい、耳鳴り、めまいといった症状は、老化の一種。そんな老化と密接に関わっているのが、中医学では「腎」と考えます。
つまり、白髪や抜け毛など、老化に関する髪の変化も『腎』の影響を受けています!
年齢と共にこのような症状が出るのは仕方のないことですが、少しも遅らせて健康でいたいですよね。
「腎」を補うって?エイジングと腎の関係↓
また、中医学でいう血の不足は、からだを潤す栄養が不足している状態。
血が不足すると、めまいや動悸、不眠などの健康面だけでなく、髪のパサつきや抜け毛などのヘアトラブルにも繋がります。
髪は『腎の華』『血の余り』と言われ、腎の機能を高めて、血を補ってあげることがとっても大切です。
黒ごまを使ったレシピ↓
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薬膳としての組み合わせ
今回、「黒ごま」に合わせた「くるみ」には、黒ごまと同じく腎を補い、スローエイジングにおすすめの食材。
薬膳では、脳の働きを良くする「健脳の木の実」としても知られています。
心臓血管障害を予防する脂肪酸のオメガ3も豊富に含まれ、強い抗酸化力のある食材でもあります。まさに、美肌、美髪、美腸のくるみなんです。
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また、はちみつには全身を潤す作用があります。これからの乾燥シーズンに空咳など肺の乾燥が気になる人、コロコロとした硬い便が出る人は積極的に取りたい食材です。
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腎と血を補い、白髪や抜け毛予防の「黒ごま」、腎を補い美肌・美髪・美腸の「くるみ」、肺を潤し便通を促す「はちみつ」を使った
滋養強壮・エイジングにおすすめ髪育ごはんです。
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『黒ごま胡桃団子』のレシピ
調理時30分【難易度★☆☆】
食材
【2人分】
・白玉粉:100g
・水:100g
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・練り黒ごま:大2
・くるみ:50g
・てんさい糖:大3
・はちみつ:大1
・お湯:大4
作り方
①くるみはアルミホイルを敷いた天板にのせて、オーブントースター(オーブン)で香りが出るまで2,3分ほど焼く。
②フードプロセッサーに①を入れ、ペースト状になるまで撹拌する。
③②に黒ごま、てんさい糖、はちみつ、お湯を入れてさらに混ぜる。
④ボールに白玉粉を入れ、水を2.3回に分けて入れ良く混ぜる。ひとまとまりにしたら、そこから一口大に形成して、真ん中にくぼみをつける。
⑤鍋にたっぷりのお湯を沸かし、④を入れる。上に茹で上がってきたら、2分ほど茹でて、氷水に入れてとる。器に⑤を盛り付け、③をかけたら出来上がり。
ポイント
❶練り黒ごまがない場合、すりごまでも大丈夫です。
❷くるみのつぶつぶ感を味わいたい場合は、あまり撹拌しないようにしましょう。