『いちじく』をカットして、『赤ワイン』『蜂蜜』で煮るだけ!肌髪の潤いを補給してツヤをアップする髪育ごはんです。
夏から秋にかけて旬を向かえるいちじくは、クワ科イチジク属の植物で、花がないように見えることから漢字では『無花果』と書きます。6000年以上前に生まれ長い歴史を持っているトルコ原産の食材。
不老長寿の果物とも言われ、昔から味を楽しむだけでなく健康食品、美容に良い食材としても知られてきました。そんないちじくは、薬膳では『肺』に潤いを与え、乾燥や喉の痛みを改善します。
体を内側から潤すパワーが強いので、肌や頭皮カラカラさんにおススメ!
夏は冷房や紫外線、汗によるミネラル放出でインナードライが進みやすい季節
(気づいてない人も多い…)
夏のうちにしっかり保湿してないと、秋にやってくる乾燥シーズンにがっつり影響受けちゃうんです。
生も美味しいですが、今回は赤ワインでコトコト。ただ煮ただけなのにちょっとオシャレに見えるコンポートをご紹介します。
夏は胃腸障害が出やすいのでお菓子は控え、おやつは旬の果物にして乗り切りましょうね。
詳しい作り方は、インスタでも紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(いちじく)
【性味】平性・甘味 【帰経】肺・脾・胃・大腸
【薬膳的効能】
喉の炎症、から咳、しゃがれ声、食欲改善、便秘、下痢、痔、おでき、切り傷、二日酔い
薬膳でいちじくは『肺』に潤いを与え、乾燥や喉の痛みを改善する食材。昔から咳や喉の痛み、声枯れにも使われてきました。
そして、胃腸の働きを整え便秘や下痢を改善、炎症を和らげてくれるので痔の腫れに良いとされています。
栄養学的な効能
✔︎肌や髪などを健やかに保つ『亜鉛』
✔︎妊娠や生育に大切な『葉酸』
✔︎疲労回復効果、皮膚の健康を支える『ビタミンB群』
✔︎ 便通をすっきりさせる『食物繊維』
✔︎ 貧血を予防する『鉄分』
✔︎ 高血圧予防に効果!『カリウム』
✔︎ 骨を強くする『カルシウム』
✔︎健康な骨を維持するマグネシウム
ビタミンや食物繊維、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富。
白髪や細毛など髪のエイジング、美肌に作用する『ポリフェノール』やビタミンがたっぷりのいちじくは、夏にオススメの食材です。女性に嬉しい効能も多く含まれています。
『いちじくのコンポート』のレシピ
調理時30分【難易度★☆☆】
食材
【材料】
・いちじく 4個(約200g)
・赤ワイン 100cc
・砂糖 30g
・レモン汁 大1
作り方
①いちじくは皮をむいて、縦半分に切る。
②鍋に全ての材料を入れて中火にかける。
③ふつふつしてきたら、弱火にして8分くらい煮る。
ポイント
●砂糖の量はお好みで40gまで調整してください。
●いちじくは潰れやすいので、返さず煮汁をかけながら煮込むのが◎
長くても10分くらいまでに留めるのがオススメ。