蒸し暑い日本の夏は、身体の内外の潤いバランスを整えてあげることが大切。汗の出過ぎを防ぎ、身体の潤いをキープする、夏を心地よく過ごせる美髪を育む髪育ごはんです。
梅仕事2022は、波乱の幕開けとなりました。とういうのも、予想の2倍近くの梅が届いたから。最初は驚きましたが、これはチャンスだ!と切り替えて、せっせと梅仕事に励むことに。
ピンチはチャンス。今回のはちょっと意味合いが違いますが(笑)、イレギュラーなことが発生した時ほど、いろんな機転が利くものです。
急遽3つの梅レシピを作ることにして、梅を仕込んだ後は”梅配り姉さん”となり、希望する友人にお届けしました。
まず1つ目の『梅のコンポート』は、梅の酸味と糖を組み合わせた回復やイライラ緩和にも効果抜群の一品。
昨年、梅黒酢を作ったときに”黒酢がちょっと苦手なのよね…”というお声を頂いたので、お酢を使わないレシピを作ってみました。
ただし、血の巡りを良くしたいのでほんのちょっぴり白ワインをプラス。
『補ったものを巡らせて届ける』
これは美髪を育むうえで大切なポイントです。
なぜって?
指先や頭皮、爪や髪は身体の末端部分。巡りが悪いと心臓から遠い場所までしっかり栄養が行き届かないんです。※末端冷え性は、頭皮も血行不良の可能性アリ
詳しくはこちらを↓
https://hairwing.net/beautyrecipe/#i-4
●酸味が苦手・子供:このまま水や炭酸で割る
●酸味が好きな方:黒酢やりんご酢を足してみる
このように梅コンポートで作っておくと、個々人お好みに合わせてアレンジしやすいですよ。
無理ぜす自分のペースで
美肌や美髪を育んでくださいね。
このレシピは
ABタイプに◎
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
【薬膳効果】
☆梅…夏バテ予防、消化促進、疲労回復
☆白ワイン…巡りを良くする、リラックス、体を潤す
☆蜂蜜…肌や髪を潤す、便秘、空咳、抗菌作用
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(梅)
【性味】平、渋酸味 【帰経】肝・脾・肺・大腸
【薬膳的効能】
夏バテ予防、暑気あたり、口の渇きを癒す、汗の出過ぎを防ぐ、肩こり、便秘、食欲増進、血行促進、老化予防、疲労回復など
薬膳で”三毒を絶つ”と言われているのが梅。
●食の毒(食中毒や感染症の予防、二日酔いなど)
●血の毒(血液ドロドロなど)
●水の毒(余分な水の停滞など)
梅の”酸味”は、汗のかき過ぎを抑えて、身体の内側に潤いを生み出してくれるので、夏バテ予防や疲労回復によい食材。
また、解毒にも優れているので、食あたりやむくみ解消にも役立ちます。
てまり式の体質チェックでは、 ABタイプの方に◎
梅干しも美味しいですね↓
梅黒酢↓
栄養学的な効能
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎貧血予防の「鉄分」
✔︎疲労回復効果のあるクエン酸
✔︎殺菌作用のある有機酸
✔︎頭皮の血行を良くする「ビタミンE」
✔︎抗酸化作用のある「ポリフェノール」
梅には身体に必要なミネラルが豊富に含まれていて、梅のミネラル含有量はみかんやりんごよりも多くなっています。
例えば、カルシウムはりんごの約4倍、鉄は約6倍。髪の大切な亜鉛やマグネシウムも梅の実の方が多い。まさにドラゴンボールですね。
実は今回作った梅のコンポートなど、加熱された梅には、梅に含まれる糖とクエン酸が結合し”ムメフラール”という成分が作られます。この成分は血流を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果がある事が発見されています。
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
『梅のコンポート』のレシピ
(調理時間:30分)難易度★☆☆
※梅の浸水時間を除く
食材
【梅1k分】
・梅:1k
・白ワイン:200ml
・砂糖(てんさい糖):500ml
・蜂蜜:大さじ6
・水:400ml
作り方
①梅をボウルに入れ、水に2時間漬けアクを抜く。
②爪楊枝でヘタを取り、水けをしっかり拭く。
③鍋に梅、白ワイン、砂糖、水を入れて、沸騰直前になったら蜂蜜を入れ、弱火で10分ほど煮る。
④10分したら、火を止めて蓋をして冷やす。
ポイント
●ぐつぐつ煮ると煮くずれするので、煮すぎないように。
●梅を取り出して別々に保存すると長持ちします。