レシピ

美髪・美肌・美腸になる『くるみとごまの蒸しケーキ』

腸を綺麗にして美肌や美髪にも働く『くるみ』『ごま』、腎を補い滋養強壮の『山芋』、完全栄養食のたんぱく質が豊富な『卵』を使った、『腎虚タイプ』におすすめの髪育ごはんです。

髪が抜けやすい、若白髪が目立つなど、年齢に関係なく髪の変化を感じた人のスローエイジングにも繋がるのでぜひチェックしてみてくださいね。

くるみが髪におすすめの理由

中医学(東洋医学)でいう「腎虚(じんきょ)」とは、簡単にいうと生命や若さの源である腎がもともと不足していたり、減ってきた状態です。

 

この腎不足タイプは、脱毛、白髪、物忘れ、記憶力や集中力の低下、耳鳴りや聴力の低下、めまい、腰痛、骨密度が低い、頻尿、冷えがあるいった症状があります。

 

 

ろ、老化・・・(の始まり)

 

そうです、私たちはいつまでも若いままの体では入られません。年齢とともに髪が細くなったり、白髪が増えてくるのは仕方のないことです。髪だけでなく、シミやたるみも同じこと。

 

 

ただ、その速度を緩やかにしたいですよね?

 

 

髪は『腎の華』と言われ、腎の機能を高めることは、若々しさに繋がると考えられています。なので、髪の老化を遅らせるためには腎を高めることが大切になってきます。

 

 

そのひとつの方法が、くるみやごまなど『腎』を補う食材をたっぷりと取って、「腎」のエネルギーを上手に補充してあげることです。

 

くるみは、和食・洋食・スイーツまでアレンジもしやすく、小腹がすいた時のおやつに最適な食材です。

てまり
てまり
最近は、間食はスナック菓子よりナッツで補給する人も増えてきましたよね。

 

くるみの特徴

【性味】温性、甘味 【帰経】肺・腎
【特徴】腎を補う、肺を温め咳を安定させる、腸を潤す、便秘、下痢、腰痛、足腰のだるさ、冷えによる慢性の咳

『腎を補う、肺を温め咳を安定させる、腸を潤す』特徴があります。

 

抜け毛や白髪、脱毛の原因には、加齢以外にも日々のストレスや不規則な生活などで、腎を必要以上に消耗していることが原因にあります。

 

とくに冬は、五行学説(中医学の基本の考え)で考えると「腎」にあたる時期。腎は寒さに弱いため、冬に冷えを感じるような服装、冷たい飲み物や食事を多く取るような不摂生な生活を続けると、抜け毛や脱毛などの原因に繋がる腎機能が衰えやすくなってしまいます。

 

秋は抜け毛が多い時期ですが、冬も要注意です。冬の過ごし方が春夏の髪のダメージにも繋がってきます。

 

漢方でくるみは、胡桃肉(or胡桃仁)と言われ、腰や膝をケアする作用があるとされています。腰痛、腰が重い、下肢の無力というような症状に他の生薬と組み合わせて用いられ、薬膳ではスローエイジングに良い「健脳の木の実」としても使われています。

 

心臓血管障害を予防する脂肪酸のオメガ3も豊富に含まれ、強い抗酸化力のある食材としても知られています。まさに美髪、美肌、美腸のくるみなのです。

 

薬膳としての組み合わせ

今回、『くるみ』と合わせた『ごま』や『山芋』には、くるみと同じように腎を補う働きがあります。山芋は、生薬では『さんやく(漢字は同じ)』といい、腎を補う漢方にも使われています。

また、完全栄養食とも言われる卵には、髪の80%を占めるたんぱく質も豊富です。

減少していく「腎」のエネルギーを補いつつ、たんぱく質も取れて、美髪・美肌・美腸になれるもっちりふんわり髪のためのスイーツです。

 

小腹がすいた時も、腎を補って内側からスローエイジングを心がけましょう!

てまり
てまり
髪のハリコシが弱くなった、白髪が増えた、疲れが抜けにくい、足腰が疲れやすいなど、髪と体のエイジングを感じた人におすすめのレシピになります。

 

『くるみとごまの蒸しケーキ』のレシピ

調理時間25分【難易度★☆☆】

食材

【4人分】

・卵:1本

・長芋:大さじ1

・練りごま:大さじ1

・くるみ:適量

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・酒:大さじ1

・しょうゆ:小さじ1

・塩:少々

作り方

①ボールで練りごま、Aを良く混ぜる。

②すり鉢で長芋をすり、①と混ぜる。良く混ざったら、溶き卵を少しづつ、すりこぎでのばしながら加え、良く混ぜる。

③溶き卵をすべて入れ終わったら、すりこぎで全体をなめらかになるまで混ぜる。

④くるみをビニール袋に入れ、綿棒で軽く叩いて砕き、③に加える。

⑤④を丼などの器に入れ、強火で3分ほど蒸す。

⑥その後、火を弱火にして25〜30分ほど蒸す。出来上がりのポイントは、爪楊枝などで指して汁が出てこず、中心まで火が通っていること。スプーンなどですくって盛り付けましょう。

ポイント

❶蒸し器がない場合は、蒸し料理が可能なレンジ蒸し器などもできます。その際は、量に合わせ適宜加熱時間を調整しましょう。

❷卵を加えるときは、数回に分けることで分離せずにきれいに混ざります。

 

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