胃腸がお疲れモード、甘いものが止まらない…そんな方におすすめの”体の土台から美髪を育む髪育ごはん”です。
髪におすすめの理由
『さつま芋のレモン甘酒煮』
(調理時間:20分)難易度★☆☆
どんなに良い食材や栄養素を取り入れても、吸収してくれる胃腸に元気がないと台無しに…食欲不振など、胃腸がおつかれモードだったら、まず胃腸を整えることが先決です。
さつま芋などのホクホク系は、胃腸の働きを良くし水分代謝も整え、むくみや便通を改善してくれる食材。そんなさつま芋にビタミンCたっぷりの「レモン」、飲む美容液こと「甘酒」を足してコトコト。潤い補給しながら頭皮の血行も改善できるレシピをお届け。
「髪の土台が頭皮なら、カラダの土台は胃腸」
両方の土台を整えて、肌や髪の美を育みましょうね。
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【薬膳効果】
☆さつま芋…胃腸の働きを高める、むくみ、便秘改善
☆甘酒…体を潤す、食欲不振、美肌、血行を良くする
☆レモン…喉の渇きを癒す、体を潤す、夏バテ予防、美肌、つわり
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(さつまいも)
【性味】平性・甘味 【帰経】脾・腎
【薬膳的効能】
胃腸を元気にする、むくみ、便秘改善、高血圧予防、母乳の出を良くする
常食にすることで『五臓を肥やす』と言われ、胃腸を整え、気力や体力を養ってくれる食材。また、便通を整え、疲労回復、母乳の出を良くする作用もあるとも言われます。
薬膳では「黄色」「甘味」の食材は、胃腸を健康にして元気を補うと考えられるので、胃腸の調子が悪くて何だか元気が出ない…そんな時におススメです。
「気圧の変化」に影響を受けやすい人は、一般的に胃腸が弱い人に多いと言われています。中医学では「脾虚(ひきょ)」といい、普段から冷たい・脂っこい・濃い味付け・甘い物は、控えめにしましょうね。
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栄養学的な効能
✔︎便秘改善の「食物繊維」
✔︎シミやそばかす予防、鉄分の吸収を助ける「ビタミンC」
✔︎皮膚や粘膜を丈夫に保つ「ビタミンA」
✔︎皮膚や粘膜の健康維持を助ける「ビタミンB1」
✔︎カルシウムやリンの吸収を助け、骨粗しょう症予防の「ビタミンD」
✔︎頭皮の血行を良くする「ビタミンE」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
芋類の中でビタミンC量が最も多いと言われ、美しいお肌作り、頭皮の健康にもおすすめの食材。ビタミンC、ビタミンB1、食物繊維などが豊富に含まれ、便秘改善、生活習慣病予防、肌トラブル改善に役立ちます。
とくに食物繊維はじゃがいもの約2倍あり、いも類の中ではトップクラスです。ビタミンCはりんごの約5倍以上も含まれ、抗酸化作用のビタミンEも豊富。
また、お通じを整える食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、その両方が含まれています。とくにさつまいもには不溶性食物繊維のセルロースが多く含まれているので、腸のぜん動運動が盛んになり、排便がスムーズにしてくれます。
皮も一緒に食べる
さつまいもの皮には、抗酸化作用が期待できるポリフェノールや、ビタミンC、カルシウムもたっぷり含まれています。また、ヤラピン(※1)は皮と実の間に多く含まれているので、皮を綺麗に洗って皮ごと食べると、しっかり栄養素を摂取できるのでおススメです。
(※1)サツマイモを切ると断面から滲み出るミルク状の白い液体のこと。胃の粘膜を保護したり、排便をスムーズにしたりする作用があると言われています。
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『さつま芋のレモン甘酒煮』のレシピ
『さつま芋のレモン甘酒煮』
(調理時間:20分)難易度★☆☆
食材
【材料】4人分
・さつま芋:半個(約350〜400g)
・レモン:1/3個
・甘酒:100g
・水:約80cc
・こしょう:お好みで
作り方
①さつま芋をイチョウ切り(輪切り)にし、10分ほど水にさらす。
②レモンは薄く、2,3㎝幅にカットする。
③鍋にさつま芋と甘酒を入れ、さつま芋が軽く隠れるくらいの水を加え、中火にかける。沸騰したら弱火にして10分ほど煮込む。
④さつま芋が柔らかくなったら、レモンを加えてさらに5分ほど煮たら完成。
ポイント
●さっぱりしたい人は、レモンを多めに。
●今回は水80ccくらいで作りましたが、さつま芋や鍋の大きさに合わせて調整してください。