湿気が多い季節は、胃腸の消化吸収力を落とさないことが大切。心と身体のバランスを整えて、どんよりシーズンもスッキリ過ごせる美髪を育む髪育ごはんです。
梅雨に入り蒸し暑い日が多くなると、こんな不調が現れやすくなります。
☑︎体が重だるい
☑︎むくみ
☑︎食欲が落ちる
☑︎おりものが多くなる
☑︎頭皮がベタつく
これは湿気の影響で消化吸収機能が低下し、体内に余分な水分がたまりやすくなるから。そして、食欲が落ちるとあっさり系を食べがちです。気づいたら献立からたんぱく質が行方不明になる人も…
髪はケラチンというたんぱく質の一種で大部分が作られています。食事からたんぱく質は行方不明になると、髪の原料がないのと同じ状態。髪の太さ、強さにも影響するので気をつけて欲しいところなんです。
たんぱく質といっても、肉や魚、野菜など色々とありますが、私はもともと胃腸があまり強くないので、梅雨時期は消化吸収がしやすい植物性のたんぱく質で補うようにしてます。
今回は『梅雨の重だるさ』を乗り切る、余分な水分を排出&たんぱく質も補える美髪レシピをお届けします。
排出力の高い『緑豆春雨』、たんぱく質が豊富な『卵』『カニカマ』、気の巡りを良くする『黒酢』『紫蘇』をまぜまぜ。副菜としておすすめの一品。
紫蘇は、食中毒の予防にも効果を発揮してくれる食材。カビが発生しやすい季節は積極的に活用してみてくださいね。
天気は雨模様でも心は晴れやかに。余分な水分は上手に排出して美肌や美髪を育んでくださいね。
このレシピは
ABタイプに◎
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
【薬膳効果】
☆緑豆春雨…むくみ、熱性のニキビ、熱冷まし、頭皮のベタつき
☆卵…貧血、肌や頭皮の乾燥、不眠、髪のパサつき、妊娠中の栄養補給
☆カニカマ(タラ)…体力回復、貧血、髪のパサつき
☆紫蘇…イライラ改善、風邪予防、お腹の冷え、食中毒予防、胃の不快感
☆黒酢…血行を良くする、体力回復、殺菌
☆白ごま…皮膚を潤す、便秘、老化予防
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
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薬膳の効能(春雨・緑豆)
【性味】涼、甘味 【帰経】心・胃
【薬膳的効能】
体の余分な熱を冷ます、日焼け後の熱冷まし、喉の渇きを癒す、むくみ改善、解毒、解酒など
緑豆春雨の原料は、緑豆。日本ではあまりお見かけしませんが、中国では一般的に食され、漢方としても利用されており、利尿や解毒作用などが知られています。薬膳では体の余分な熱を取り、体を冷ます作用があるので夏バテ対策にもおすすめの食材。
また、解毒にも優れているので、食あたりやむくみ解消にも役立ちます。
梅雨の時期は、胃腸の調子を崩し、消化不良を起こしがち。胃腸の働きを高めるためには、余分な水分を排出してあげることも大切。雨の日にむくみを感じやすい人は、排出力の高い食材を活用してみて。
また、日本の夏は湿気を伴うため、日焼けして体が熱っている、顔が赤くなる、頭皮に熱性のニキビはできている、暴飲暴食し過ぎた、胃腸がお疲れの時にもおすすめです。
熱に強く、火を通しても煮崩れしにくいので、あたたかい春雨スープやさっぱり春雨サラダなど、その日の気分に合わせて取り入れてみてくださいね。
てまり式の体質チェックでは、 ABタイプの方に◎
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春雨スープ↓
栄養学的な効能
✔︎健康な骨を維持するために必要な「マグネシウム」
✔︎骨粗しょう症予防の「カルシウム」
✔︎貧血予防の「鉄分」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎スムーズな排便を促す「食物繊維」
はるさめにはいくつかの種類がありますが、今回は緑豆のでんぷんを原料とした「緑豆春雨」を使用しました。
春雨は、血糖値が上がりにくい低GI値の食品。血糖値の急上昇が気になる方、ダイエット中の方にも取り入れやすいです。
※GI値とはグリセミック・インデックスの略称で、炭水化物(糖質)の吸収度を示す値。
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
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『春雨サラダ』のレシピ
(調理時間:15分)難易度★☆☆
食材
【4人分】
・緑豆春雨:50g
・卵:1個
・カニカマ:10束
・紫蘇:2.3枚
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・醤油:大さじ2
・黒酢:大さじ2
・砂糖:大さじ1.5
・鶏ガラ粉末:小さじ1
・すりごま:小さじ1
作り方
①春雨はパッケージの表示通りの時間戻し、食べやすい長さにカットする(熱湯で3、4分茹でて戻すものが多い)
②卵は薄焼きにして千切り、カニカマは割く、紫蘇は千切りにしておく。
③ボールにAの調味料を入れよく混ぜる。水分をよく切った春雨、卵とカニカマを入れよく混ぜる。
④お皿に盛って紫蘇をトッピングしたら完成。
ポイント
●今回のレシピは「緑豆春雨」を使用
パッケージの裏面を見ると原材料が書かれているので
チェックして購入してくださいね。
(じゃがいもやさつま芋等が原料のものもあります)
●黒酢の代わりに穀物酢、りんご酢を使っても大丈夫です。