美肌美髪に嬉しいポリフェノールが豊富なりんごを使った、冬の潤い補給におすすめの髪育ごはんです。
皆さんは、嫌いな食べ物はありますか?
「好き嫌いは体に良くない」「わがまま」と言われても、人それぞれ多少の苦手はあって当たり前。
私は「好き嫌い」「食の好み」に関しては、無理して食べるより『代替食』を提案しています。全く同じ効能や味の食材はないけれど、似たような食材を使って、味付けや調理方法を変えてみる。
『わがまま<好みを追求する人』と捉え、例え好き嫌いが多くても、食事を楽しみながらトータル的にバランス良く食べたら良いかなっと。
今回もそんな代替から作ったレシピです。
メイン食材のりんごは、薬膳では胃腸の働きを良くして、体に潤いを生み出してくれます。温めも冷やしもしない”平性”に属しているので、冬の肌や頭皮の潤い補給にもおすすめです。
栄養学的には、血流改善や美肌を育み、抗酸化作用の強いりんごポリフェノールも豊富です。肌や頭皮がカサカサ…潤い不足を感じている人に取り入れて欲しい食材。
蜂蜜をプラスすることで酸味を抑え、酢の物が苦手な子供でも食べやすい味付けにしました。
血の巡りを良くする「りんご酢」、潤い補給や抗菌作用のある「蜂蜜」を組み合わせた冬レシピです。
自分の好みにあったもので
美肌や美髪を育んでくださいね。
このレシピは
湿熱タイプ(ベトベト)に◎
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
【薬膳効果】
☆りんご…肺を潤す、余分な熱を冷ます、胃腸を元気にする、痰を除く、便秘
☆大根…体を潤す、食欲不振、美肌、血行を良くする
☆酢…血行を良くする、体を温める、便秘、体力回復
☆蜂蜜…肌や髪を潤す、便秘、空咳、抗菌作用
★工程付きの詳しい作り方は、インスタでご紹介↓
https://www.instagram.com/temari.yakuzen/
薬膳の効能(和りんご)
【性味】平性・酸甘味 【帰経】肺・脾・腎・肝
【薬膳的効能】
肺を潤す、余分な熱を冷ます、胃腸を元気にする、痰を除く、便秘、喉の渇きをいやす、発熱、下痢
薬膳では潤いと元気を補い、消化不良、下痢、便秘が気になる時に良い食材です。肌や頭皮のカサカサ、乾燥が気になる時期の潤い補給おすすめです。
栄養学的な効能
✔︎シミやそばかす予防、鉄分の吸収を助ける「ビタミンC」
✔︎目の健康維持、免疫力を高めるビタミンA(βカロテン)
✔︎スムーズな排便を促す「食物繊維」
✔︎美肌作用が豊富な「ポリフェノール」
✔︎むくみを改善する「カリウム」
✔︎骨粗しょう症予防の「カルシウム」
✔︎健康な骨を維持するために必要な「マグネシウム」
✔︎疲労回復を助ける「リンゴ酸」
イギリスに『1日1個のりんごは医者を遠ざける』ということわざがあるほど、健康に良いフルーツとして知られています。
美髪という面では、白髪予防に期待できるチロシンも含まれているフルーツ。このチロシンは、髪を黒くするメラニン色素の原料のひとつ。白髪予防やうつ病の改善、認知症の予防にも良いと言われています。
その他、チロシンは豊富なフルーツはこちら↓
バナナ、アボカド、りんご、カツオ、マグロ、アーモンド、大豆、チーズ
りんご酢は万能調味料?
薬膳でりんご酢(酢)は、血行を良くする、体を温める、便秘、体力回復に良い食材。歴史は古く、古代ギリシャ時代から利用されていたとか。
シミやしわ予防にお役立ちポリフェノールやビタミンC、新陳代謝を活発にするクエン酸も豊富。血の巡りを良くするので頭皮の血行改善にも役立ちます。
ビタミンCには、シミやそばかすを予防し、ハリのある若々しい肌や頭皮を保つ作用があります。また、ビタミンCには鉄の吸収を高める働きもあるため、血が不足しがちな方(血虚タイプ)にもおススメです。
★自分の体質・髪質をチェックしたい方は、こちらを↓
|
『りんごなます』のレシピ
(調理時間:15分)難易度★☆☆
食材
【4人分】
・りんご:1/2個
・大根:6㎝
<調味料>
・りんご酢:大さじ2
・蜂蜜:大さじ2.3
・塩コショウ:少々
※お好みでミント
作り方
①大根は皮をむき、長さ5cmのせん切りにして、ボールに張った水にさらし、4~5分おいて軽く水けを絞る。
②りんごはへたを取り、大根と同じように長さ5cmのせん切りにする。
③ボウルにリンゴ酢と蜂蜜、①②を加えて、塩胡椒で整えれば完成。
ポイント
●リンゴ酢がない場合は、他のフルーツ酢や醸造酢でもOK。
●しっとり食感を楽しみたい方は、半日くらい置いてから召し上がってください。