体を温め強壮効果のある「エビ」、内臓を温めて気血の巡りを促す「ニラ」、髪や筋肉の源たんぱく質を補う「卵」、血行を促し毛細血管に栄養を届ける「にんにく」、体の余分な熱を冷ます「もやし」「しらたき」を使った、低カロリーでもエイジングケアできる髪育ごはんです。
エビが髪におすすめの理由
丸く曲がった体と長い髭を老人に例え「海老」、と書かれる様になったと言われ、お節には「長寿の願い」をこめて用いられている縁起ものとしても知られています。
エビは良質なたんぱく質に加え、ビタミン類、タウリンやカルシウムなどの栄養素を豊富、美容面からも嬉しい栄養素を多く含んでいます。
✔︎髪の主成分たんぱく質
✔︎強い抗酸化力、風邪の予防にビタミンE
✔︎コレステロールを減らし、肝機能を高めるタウリン
✔︎骨粗しょう症予防のカルシウム
✔︎美肌効果、眼精疲労を改善するアスタキサンチン
あまり知られていませんが、エビは高たんぱく質・低脂肪の食材。コレステロールの吸収を抑えて排泄を促すタウリンが多く含まれているので、心臓や肝臓の機能を高める働きがあります。
たんぱく質の含有量は鶏胸肉に匹敵するほどですが、カロリーは低いのでダイエット食としてもおすすめ。
また、海老の旨味成分のひとつ「グリシン」というアミノ酸は、睡眠の質を改善する効果があり、睡眠サプリなどにも取り入れられています。
エビの特徴
【性味】温性、甘味・鹹味 【帰経】肝・腎・胃
【特徴】気(エネルギー)を補う、腎の働きを高める、足腰の冷え、食欲不振、疲労回復、母乳の出を良くする、不妊症、免疫機能などの改善、足腰のだるさ、
体を温めてスタミナをつけてくれることから強壮効果のある食材としても使われるエビ。薬膳では、腎の働きをよくして精力を高めるてくれるので、エイジングケアにおすすめです。
《エビの薬膳的効能》
✔︎陽気を補い、体を温める
✔︎加齢によるめまいやふらつきを改善
✔︎スタミナをつけ、元気を引き出す
✔︎抗酸化作用があり、生活習慣病や老化予防に良い
エビは、体を温めネルギーを増やし、めまいやふらつき、手足の震え、足腰の冷えを改善する働きがある食材です。産後の母乳の出が悪い・母乳不足にも働くとされ、五臓では「腎」を補う働きがあります。
髪と腎の関係って?エイジングケアには腎がポイント↓
髪育的には、腎を補う作用があるので老化に伴う「抜け毛」「白髪」を予防したいに取り入れて欲しい食材です。
薬膳としての組み合わせ
「エビ」に合わせた「しらたき」「もやし」は、体の熱を冷ます「清熱」の作用のある食材。
夏にエビやニラなどの温める食材を食べ過ぎてしまうと、逆に熱がこもり、汗が止まらなくなったり、熱中症になりやすくなることも……
夏は体の熱を冷ます「もやし」「しらたき」などを合わせて、エネルギーチャージすることが大切になってきます。
一緒に合わせた「にんにく」「ニラ」には、体を温め巡りを良くする働きがあります。「気血を補ったら全身に届ける」のが、元気な髪を育てる鉄則です。
毛細血管の先までしっかり栄養を届け、頭皮の血行を改善してあげましょう。
また、完全栄養食とも言われる卵も一緒に摂取流することで、ビタミン類も補給できますよ。
体を温め強壮効果のある「エビ」、内臓を温めて気血の巡りを促す「ニラ」、気血を補い体を潤す「卵」、血行を促し毛細血管に栄養を届ける「にんにく」、体の余分な熱を冷ます「もやし」「しらたき」、腎を補い老化予防に良い「アーモンド」を使った
夏に食べたい低カロリー&低糖質の髪育ごはん作ってみました。
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『エビともやしのしらたきパッタイ』のレシピ
調理時30分【難易度★☆☆】
食材
【2人分】
・むき海老:8尾
・しらたき:150g
・もやし:1袋
・にら:1/2株
・卵:1個
・にんにく:1片
・ごま油:大2
・塩、こしょう:少々
・ピーナッツ:お好みで
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・ナンプラー:大1
・オイスターソース:大1
・ナンプラー:大1
・レモン汁:大1
・砂糖:大1
作り方
①しらたきは洗って水を切り、半分にカット。フライパンでから炒りをして水分を飛ばす。
②むきエビは、背わたを爪楊枝でとる。にらは4㎝長さにカット。
③フライパンにごま油(大さじ1)を入れ熱したら、溶いた卵を流し入れ手早く混ぜる。半熟状になったらお皿に取り出す。
④同じフライパンにごま油(大さじ1)とにんにくを入れ、弱火に熱し香りが出てきたら、①とエビを加えて炒める。
⑤エビに火が通ったら、もやしとニラを加える。しんなりしてきたら、しらたきとAの調味料を加え炒める。
⑥器に入れ、お好みでピーナッツを散らしたら出来上がり。
ポイント
❶しらたきでから炒りすることで水っぽさがなくり麺らしくなります。
❷エビはすでに茹でてあるゆで海老を使うと時短にもなります。その場合は、もやしとニラと同じタイミングで炒め始めて大丈夫です。